1人で作る!SNSで話題のショートアニメ
講座詳細
こんにちは、アニメーション作家のかに座です。独学でアニメ制作を始め、現在はInstagramを中心に作品を発信しています。SNSのフォロワーは50万人以上、1000万回再生を超える作品の数々を通して、世界中の方にノスタルジックな世界観を楽しんでいただいています。
これまで1人でアニメ制作をしてきた私自身の経験からこそ、初心者の人にも「自分にもできるかも」と思ってほしくて、この講座をつくりました。ここではアニメの作り方に加え、SNSで注目を集める縦型作品の工夫まで、今まで培ってきた知見のすべてを共有します。この講座を通して、みなさんのアニメ制作の第一歩をお手伝いができると嬉しいです。
本講義を制作する上で、講師さまのみの強み、他の講義と違うポイントがあれば、どのような部分ですか?
実際にSNSでショートアニメを発信し、何千万回もの再生を記録してきた「かに座」だからこそ語れる、リアルな経験に基づいた“バズるアニメ”の制作メソッドを学べます。さらに、アニメ制作の全工程を一人で完結させてきた経験から生まれた、現実的で効率的な個人制作ノウハウも大きな魅力です。また、私自身が独学でアニメを学んできた経験を活かし、初心者が最初にぶつかる壁や、その乗り越え方についても丁寧に寄り添います。
該当の分野を勉強している方が一番難しく感じている点と、この講座を通して、その点をどのように解決できるでしょうか?
アニメーションを学んでいる方や、これから挑戦しようとしている方にとって、最初の大きな壁は「何から始めればいいのかわからない」という点です。特に独学の場合、正しい手順や必要な知識が分からず、不安を感じてしまうことも多いでしょう。この講座では、初めてのアニメ制作でどこから手をつければいいのか、具体的なステップから必要なツール、時間の使い方まで、一つひとつ丁寧に学ぶことができます。さらに、SNSで“バズる”アニメーションの企画や発信戦略についても、実例を交えて分かりやすく解説。アニメ制作とSNS運用の両面から、個人で作品を発信していく力を身につけられる内容となっています。
アニメーションを制作する際、どの部分に一番力を入れていますか?また、それを表現するスキルにはどのようなものがありますか?
私の場合、SNS向けのアニメを制作しているので、「初見の人の心を動かすこと」を何よりも意識しています。中でも特に重要なのが、最初の1カット、つまり1枚目のインパクトです。「お、面白そう」「きれい」「続きが気になる」と感じてもらえるような、視覚的に訴えかける絵作りを心がけています。そのためには、構図の工夫や配色のバランス、情報量の整理といった、“一目で目を引く”ための構成力と色彩センスが欠かせません。
受講生に向けてメッセージをお願いいたします。
私自身、アニメーションは完全に独学で学び始めました。今もなお、試行錯誤を続けながら学び続けています。 アニメ制作は一般的に“団体戦”と言われますが、個人でも作品は作れます。 個人だからこそ、演出を自由に変えたり、納得いくまでじっくり時間をかけたりと、自分のペースで作品を育てられるのです。 最初は何もわからなくても、少しずつ「できること」が増えていく感覚は、とても楽しいものです。 今回の学びが、皆さんにとってアニメ制作の第一歩となり、表現する楽しさや面白さを実感できる時間になれば嬉しいです。

アニメーション制作プロセス
1人でアニメを完成させるための構図決定から作画、背景制作まで全工程を順序立てて解説。アニメ制作に必要な一連の流れを、初心者にも分かりやすく紹介します。かに座自身の制作プロセスに基づいた、個人でも再現可能な現実的な制作フローを習得できます。

SNSアニメのコツ
SNSで注目される作品には、意図的な構成や演出が隠されています。数千万回再生を記録した実体験を基に、視聴者の心を掴む技術と思考を伝えます。作品の質を高めると同時に、SNSで「届ける」ための戦略的な視点が得られます。

魅力的なアニメーションのコツ
思わず目を惹くアニメーションは、多くの要素が調和しています。動きの美しさ、重さや「間」の演出、動かす箇所と止める箇所の取捨選択、線の引き方まで、魅力的な表現を生み出すための技術的な要点を丁寧に解説します。

色の決め方
配色ひとつで、作品の印象は大きく変わります。温かみのある世界観か、ポップな雰囲気かなど、色の選び方は演出の要です。かに座がどのように色を決定しているか、具体的な実例や作品を交えて、その思考プロセスと技術をお教えします。

影と光の入れ方
影の有無は、アニメの印象を左右します。手間はかかりますが、影はリアリティと臨場感を、光は作品のアクセントを生み出します。一手間を加えて作品の完成度を一段階引き上げる、効果的な影と光の表現技術を学びます。

背景と世界観
背景は、作品の世界観を伝える最重要素の一つです。かつての絵の具による手描きの風合いや温かさを、デジタルで再現する方法を伝えます。ノスタルジックで美しい世界観を構築する具体的なテクニックを、実例と共に解説します。
※上記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
・1次映像公開日:2026年2月10日(1~17講)
・2次映像公開日:2026年3月3日(18~38講)
※下記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
※講座動画の公開時期や、カリキュラムのイメージ・内容などは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
01. 講師紹介とこの講座の目的・自己紹介と作品紹介 ・SNSでバズるアニメの作り方 ・1本の作品制作を通して学ぶ ・今回作るアニメの紹介
02.【基礎知識】セル画アニメ・セル画アニメとは ・制限された中での表現
03. iPadとクリップスタジオの説明・作業環境の説明 ・iPad/ペンシル/保護シートの概要
04. クリップスタジオの設定と使い方・クリップスタジオの使い方の説明 ・アニメーションの設定(フレーム数とレイヤー)
05. アニメ作りの工程・制作工程の紹介
06. レイアウトを考える・SNSにあげるアニメのレイアウトの注意点 ・レイアウト作りの実践
07.【基礎知識】パース、円柱、球、立方体の考え方・パースと幾何形態の理解
08. 参考用の動画を撮影する・画角を合わせて撮影する
09. 原画とは・原画の説明
10. ラフ原画を描く・ラフ原画を描く実践
11. 色と影を決める・色と影による見え方の違い ・美味しそうに見える色
12. キーとなる1枚を清書する・実線と影線 ・ペンの紹介
13. 線の色とベースの色を決める・色のレイヤーの重ね方 ・色の選び方 ・影の色の入れ方
14. 原画の清書の実践①・手描き感を残す線の描き方 ・曲線ツールの使い方と設定 ・タイムラインにレイヤーフォルダを使用する方法
15. 原画の清書の実践②・「原画の清書の実践」続き
16. 原画の清書の実践③・「原画の清書の実践」続き
17. 原画の清書の実践④・「原画の清書の実践」続き
18. 影と光の考え方・球体と立方体で考える ・光の使い分け
19. 原画に影線を描き込む・影線の実践
20. 中割り動画の説明、描き方・中割り動画の描き方
21. 動画の実践・実線と影線 ・アニメーションセルの活用
22. 色塗りレイヤーの説明・レイヤーの重ね方
23. 選択範囲と反転の活用・効率的な手塗りの方法
24. 色塗りの実践・細かな注意点
25. 背景の色塗り①・アナログっぽい雰囲気を作る背景の塗り方
26. 背景の色塗り②・「背景の色塗り」続き
27. 小物セルの挿入・世界観の説明に一役買う小物の配置 ・構図と色の調整にも活用
28.【おまけ】細かい背景の描き方①・引きの部屋の背景の進め方
29.【おまけ】細かい背景の描き方②・「細かい背景の描き方」続き
30. 音源の入手・実物を録音する方法 ・フリー音源サイトの活用
31. 音源の挿入・クリスタの音源機能を使う ・そのほかの方法
32. 書き出しと最終チェック・書き出し方法 ・スマホで見て色を調整
33.【テクニック1】柄があるもののアニメーション・自由変形を使った表現
34.【テクニック2】グラデーションのアニメ表現・グラデーションを動かす方法
35.【テクニック3】ループの利用・単調にならないループテクニック
36. アイディア・構成の考え方・SNSアニメにおける構成 ・アカウントのコンセプト設定
37. データで検証する・過去動画のデータを参考にする方法
38. 上達のステップ・個人作家のメリットとデメリット ・上達するには ・ショートアニメを仕事にしたい方へ
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
- CLIP STUDIO PAINT Ver.4.1.4
- Adobe Premiere Pro 2024
※プログラムの注意事項必要に応じて作成
【経歴】 独学でアニメーションを学び、現在はInstagramを中心にSNSで作品を発信中。 投稿作品数は約27本ながら、フォロワーは50万人を超えるなど、多くの人の心を動かすアニメーションで国内外から注目を集める。 企業とのコラボレーション作品も数多く手掛ける今最も話題の個人アニメーション作家。
【経歴】 独学でアニメーションを学び、現在はInstagramを中心にSNSで作品を発信中。 投稿作品数は約27本ながら、フォロワーは50万人を超えるなど、多くの人の心を動かすアニメーションで国内外から注目を集める。 企業とのコラボレーション作品も数多く手掛ける今最も話題の個人アニメーション作家。