形にする力と楽しさを学ぶ基礎から応用までのフィギュア制作講座
講座詳細
こんにちは、フィギュア造形師/ZBrush講師の大上竹彦 (gami)です。私は建築装飾やグラフィックデザイン、建築CGパース制作など幅広いデザイン業務を経て、現在はフィギュアやソフビのデジタル原型制作に注力しています。「ウルトラモデラーズ展」への出展や書籍執筆の傍ら、大阪芸術大学などではZBrush講師として次世代の育成にも携わっています。
ZBrushは多機能ゆえに複雑に感じられるかもしれませんが、本来は粘土のように直感的に造形できるツールです。ここでは、ZBrushのデジタル造形ならではの魅力と、自分の手でものづくりを「完成させる」楽しさを実感していただけることを目指しています。イメージを形にする達成感を、ぜひ一緒に味わいましょう。

ZBrushの基礎を知る重要性
3D制作の効率と表現力を高めるため、インターフェースの習熟を重視します。各ツールやショートカットの機能を理解し、直感的に扱える状態を目指します。これにより、思い通りの造形を素早く形にできるスキルを身に付けることができます。

ZBrushのイメージを3Dにできる楽しさ
ZBrushは、まるで粘土をこねるように直感的に造形できるツールです。思いついたイメージをすぐに3Dで形にできる楽しさを知り、創作の喜びをダイレクトに感じられるようになります。

手を動かしながら覚えるコツ
ZBrushの習熟には、まず手を動かすことが不可欠です。「とにかく触ってみる」ことを大切にし、楽しみながら自然と上達できるよう、実践を通じてお教えします。

覚える項目は必要最小限に絞る必要性
初心者が挫折しないよう、あえて機能を厳選。複雑な操作は後回しにし、まずはシンプルな機能で「作れる」体験に集中し、解説します。楽しみながら造形の土台を築くことで、着実なステップアップを促します。

試行錯誤
フィギュア制作では、理想の形を求めて試行錯誤を重ねるプロセスが重要です。ディテールや質感を丁寧に追求しつつ、全体のバランスを見直す作業を繰り返すことで、作品の完成度を高める力を養います。

作品の完成による成功体験
「形にできた」という成功体験を通じて、確かな自信と達成感を得ることを目指します。初心者でも最後まで作り上げられるよう導くカリキュラムで、造形の楽しさを実感しながら必要な力を習得します。
※上記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
一次映像公開日:2026年1月23日(1~15講)
二次映像公開日:2026年2月27日(16~20講)
三次映像公開日:2026年4月3日(21~28講)
※下記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
※講座動画の公開時期や、カリキュラムのイメージ・内容などは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
01.自己紹介と実績紹介、制作の流れ- ZBrush制作作品の紹介 - モデリング・3Dプリントについて - デジタル原型師としての仕事の流れの説明
02.ZBrushを始める- インターフェースの説明 - ブラシの説明 - 操作の説明 - マスクの説明 - 保存と読み込み
03.ZBrushの操作- よく使うブラシの紹介
04.画面の構成- ギズモの操作 - トランスポーズラインの説明 - UIのカスタマイズ設定・ホットキーの設定
05.可愛いキャラの作成・ZBrushの操作を知る- イメージスケッチからの魅力抽出 - テンプレート作成
06.顔の作成- ダイナメッシュの説明 - ポリグループの説明 - Zリメッシャーの説明
07.体の作成- サブツールの説明 - ダイナミックサブディビジョン解説 - クリースの説明
08.装飾品の作成- Zモデラーの説明
09.ポージングバランス調整- トランスポーズマスターの説明 - ポリペイントの説明 - マテリアルの説明
10.ディフォルメキャラの作成・ZBrushに慣れる- イメージスケッチからの魅力抽出 - テンプレート作成
11.顔の作成- 比率を意識しながらスカルプト
12.髪の毛の作成- オリジナル髪の毛ブラシ作成
13.体の作成- IMMブラシの説明
14.装飾品の作成- エクストラクト・Zリメッシャー解説
15.ポージングバランス調整- ポリペイントの説明 - トランスポーズマスターの説明
16.スケールフィギュアの作成・ZBrush で全身の作成- イメージスケッチからの魅力抽出 - テンプレート作成
17.顔の作成- 比率を意識しながらスカルプト
18.髪の毛の作成- オリジナル髪の毛ブラシ作成
19.体の作成- Zスフィアの解説 - 美術解剖学を意識した体づくり
20.手足の作成- Zスフィアの解説
21.ベース(土台)の作成- サーフェスノイズの説明
22.バランスチェック- シルエットを見ながらバランス調整
23.レンダリング- ZBrushレンダリング / Keyshotレンダリング - アンビレントオクルージョンにてディテールUP - ライティングの説明 - レンダリングの説明 - ターンテーブルの説明
24.3Dプリント用分割-1(ディフォルメキャラ)- 分割 - ダボ作成 - クリアランス設定
25.3Dプリント用分割-2(ディフォルメキャラ)- 出力前の干渉チェック方法
26.スライサー設定- STL出力からスライサー解説
27.フィギア組み立て- 出力物の磨き・組み立て
28.ZBrushを活用して仕事に活かすには- 仕事での活かし方
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
ZBrush 2025
※プログラムの注意事項必要に応じて作成
フィギュアを作り始めたきっかけを教えてください。
ZBrushの直感的な操作に惹かれ、楽しみながら作品を作るうちに、次第に造形の奥深さに魅了されていきました。もっと学びたいという思いから本格的にフィギュア制作に取り組むようになり、現在ではその技術を活かして造形の仕事に携わっています。趣味として始めたZBrushが、いまでは自分の表現や成長を支える土台となり、職業としても欠かせない大切な存在となっています。
該当の分野を勉強している方が一番難しく感じている点と、この講座を通して、その点をどのように解決できるでしょうか?
ZBrush講座の受講を検討されている多くの方が、「操作が複雑で何から始めればいいのかわからない」「思い通りの形を作れない」といった点で難しさを感じているかと思います。本講座では、必要な基本操作を厳選し、実際に手を動かしながら学ぶことで、自然とZBrushに慣れ、造形の楽しさや表現力を身につけられるよう構成しています。初心者の方でも無理なくステップアップできる内容で、不安を自信へと変えるサポートを行います。
講師さまご自身は、勉強してきた中で難しかった部分、それを解決するためにどのような努力をされてきましたか?
ZBrushの基本操作は比較的早く習得できましたが、フィギュアとしての完成度を高めるためには、造形全体のバランスや立体としての説得力が欠かせず、その表現には今でも難しさを感じています。現在も実際の制作を通じて、人体構造の理解やディテールの精度、作品としての魅力を高めるために試行錯誤を重ねており、造形力をさらに磨くべく、日々学びを続けています。
アウトプットを形にすることにおいて、大切なポイントは何になりますか?
アウトプットを形にするためには、まず「何を伝えたいのか」という目的を明確にし、それをどのように見せるかを意識することが大切です。また、最後までやり抜く意志と、試行錯誤を前向きに受け入れて柔軟に改善していく姿勢が、表現をより深める鍵となります。アイデアを実現する力は、丁寧な思考と行動の積み重ねによって育まれ、やがて魅力的な作品へとつながっていきます。
【経歴】 建築関係のデザイン業務を経験した後。 独立し建築関係のデザイン・3DCGパース・動画などを作成 フィギア・ソフビなどのデジタル原型制作。 大阪芸術大学・京都デザイン&テクノロジー専門学校で非常勤ZBrush講師 【受賞】 2015年6月 DMMクレーンゲーム向けオリジナルキャラクターの3Dデザインコンテスト 最優秀賞 2015年5月 DMMとらのあなオリジナルキャラクターの3Dモデリングコンテスト 入賞 【講演】 2023年12月 CGWORLD デジタル造形講座の講師 2017年7月 ワンダーフェスティバルFusion 360 と ZBrushによるハイブリッド手法講演 2017年7月 オートデスク Fusion360 meet up【東京】Fusion 360 と ZBrushによるハイブリッド手法講演 2016年12月 ボーンデジタルデジタル造形部 第一回:Fusion 360 × ZBrush 講演 2016年11月 オートデスク Fusion360 meet up【大阪】Fusion 360 と ZBrushによるハイブリッド手法講演 【イベント】 2018年 ウルトラモデラーズ展参加
【経歴】 建築関係のデザイン業務を経験した後。 独立し建築関係のデザイン・3DCGパース・動画などを作成 フィギア・ソフビなどのデジタル原型制作。 大阪芸術大学・京都デザイン&テクノロジー専門学校で非常勤ZBrush講師 【受賞】 2015年6月 DMMクレーンゲーム向けオリジナルキャラクターの3Dデザインコンテスト 最優秀賞 2015年5月 DMMとらのあなオリジナルキャラクターの3Dモデリングコンテスト 入賞 【講演】 2023年12月 CGWORLD デジタル造形講座の講師 2017年7月 ワンダーフェスティバルFusion 360 と ZBrushによるハイブリッド手法講演 2017年7月 オートデスク Fusion360 meet up【東京】Fusion 360 と ZBrushによるハイブリッド手法講演 2016年12月 ボーンデジタルデジタル造形部 第一回:Fusion 360 × ZBrush 講演 2016年11月 オートデスク Fusion360 meet up【大阪】Fusion 360 と ZBrushによるハイブリッド手法講演 【イベント】 2018年 ウルトラモデラーズ展参加