独自の世界観で印象に残す、ロゴデザインテクニック
講座詳細

ロゴデザインの捉え方
ロゴデザインの目的を「どうなって欲しいか」というクライアントの願いに置き換え、マークを「顔」、ロゴタイプを「性格」として捉える独自の解釈を学びます。企業課題を通じ、デザインの目的を明確にする思考の土台を築きます。

自由な発想で作るアイデア
既存の枠に囚われず、4つの主要手法(図形・キャラクター・周辺要素・文字)を用いて自由にアイデアを展開します。ラフを意図的に量産することで、固定観念を外し、発想の選択肢を広げる制作習慣を身につけます。

フックを付けるディテール作り
見た人の記憶に残り、気になる存在となる「フック」を細部に加える技術を解説します。複数のデザイン案を客観的に比較・検証し、ディテールの僅かな違いが与える印象の効果を学び、デザインの強度を高める方法を習得します。

個人と企業の違い
自由な表現が求められる個人案件と、制約や第三者の意思を反映する企業案件の違いを対比します。企業ロゴの課題制作を通じ、クライアントの視点に立った目的達成のための設計力と、バランス感覚を養います。

世界観を広げるグラフィック制作
完成したロゴを、カラーやサイズのバリエーション、背景対応などに展開するプロセスを解説します。名刺や看板といった具体的なグラフィック制作を通じて、ブランドの世界観を一貫して構築し、提案の完成度を高める手法をお教えします。

インプット&アウトプット+トライ&エラー
実際のクライアント提案を想定し、ロゴデザインにおける世界観の構築や展開の見せ方を解説します。クライアントの「どうなってほしいか」という想いや価値観を丁寧にヒアリングする方法から、抽象的なイメージを具体的な言葉やデザインコンセプトへと落とし込む方法まで、企業や店舗の課題を題材に、コンセプト設計の初期段階から提案までの一連の流れを実践的に伝授します。
※上記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
01.自己紹介と講座内容紹介-自己紹介と講座内容紹介
02.ロゴデザインの本質-ロゴデザインの目的を知る -ロゴデザインとは『どうなって欲しいか』 -マークは『顔』 -ロゴタイプは『性格』
03.ロゴデザインに使える手法-図形を掛け合わせる -キャラクター化する -背景から考える -文字で構築する
04.ロゴデザインができるまで-ロゴデザインロードマップ
05.ツールを使いこなそう-illusratorとは
06.ロールケーキ屋のロゴデザイン-お店設定 -ロゴデザインのコンセプトと方向性の作り方
07.ラフの作成-文字と掛け合わせる -図形を掛け合わせる
08.既存フォントで作るロゴタイプ-既存フォントを使ったロゴタイプの制作
09.ロゴデザインのブラッシュアップ-クオリティアップのための検証
10.大衆的な居酒屋のロゴデザイン-お店設定 -ロゴデザインのコンセプトと方向性の作り方
11.ラフの作成-対象をキャラクター化する -文字をキャラクター化する
12.和文ロゴタイプの制作-和文ロゴタイプの考え方
13.ロゴデザインのブラッシュアップ-クオリティアップのための検証
14.信頼感のある建設会社のロゴデザイン-企業依頼によるロゴデザイン -企業の設定 -ロゴデザインのコンセプトと方向性の考え方
15.ラフの作成-理念、キャッチコピーから考える
16.既存フォントで作るロゴタイプ-既存フォントを使ったロゴタイプの制作
17.ロゴデザインのブラッシュアップ-クオリティアップのための検証
18洗練された化粧品メーカーのロゴデザイン-企業の設定 -ロゴデザインのコンセプトと方向性の考え方
19.ラフの作成-洗練を感じるディテール
20.欧文のロゴタイプ作成-欧文ロゴタイプの考え方
21.ロゴデザインのブラッシュアップ-クオリティアップのための検証
22.ロゴの活用・展開例-ロゴデザインを使った展開
23.一番大切なものは『目』-良いデザインを作るための視点の磨き方 -おすすめのインプット方法 -よくみている書籍
24.自主制作で研究-自主制作でスキルを磨く -第三者からの評価の重要性について -終わりの挨拶
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
- Illustrator CC以上
- Photoshop CC以上
※プログラムの注意事項必要に応じて作成
こんにちは、グラフィックデザイナーの池田磨早己です。専門学校卒業後、エンタメグッズ制作やブランディングデザイン事務所を経てフリーで活動しています。『 デザインはもっと楽しいはず 』を心情に、ユーモアと愛嬌のあるデザインを追求。自主制作から始まったロゴデザインが、今では国内外のクライアントから依頼をいただくまでになりました。
講座では、まずロゴ制作の知識と4つのアイデア展開手法を解説し、実践課題で『印象に残る』グラフィックの作り方を伝えます。ご自身の発想力に伸び悩みを感じている方、魅力的なデザインを作りたい方へ。私が培ってきた自由な表現と思考のプロセスが、皆さんの新たな一歩を踏み出す足がかりになれば幸いです。
ロゴデザインを勉強するきっかけを教えてください。
最初に入社したエンタメグッズ制作会社では、特定の作風に偏った制作を続けていました。それ自体も学びの多い経験でしたが、同じ作風ばかりを作り続けることに限界を感じ、デザイン力の向上と自己表現の場を求めて始めたのがロゴデザイン制作でした。もともと企業のロゴやステーショナリーを見るのが好きだったのですが、自分でそれをアウトプットする機会はほとんどありませんでした。いざ制作しようとすると、何から手をつけていいのかわからないことも多かったです。しかし、そうしたアウトプットの機会を重ねるうちに、少しずつ自分なりの解釈で表現する力が身についていったと感じています。
該当の分野を勉強している方、この講座を受講しようか悩んでいる方は、どういう部分を一番難しいと思っているでしょうか?本講義を通じて、そのような部分をどういう風に解決できるでしょうか?
デザインに行き詰まりを感じている多くの人は、自分の個性をどう引き出し、他の人にはない強みをどう築いていくかで悩んでいるのではないかと思います。私自身も、かつては同じような悩みを抱えていました。この講座では、そんな思いを持つ方々にとっての一歩となるよう、自由な発想の広げ方や、自分らしいこだわりを貫く方法をお伝えしたいと思います。
ロゴデザイン制作するにあたって、大切なポイントは何になりますか?
ロゴデザインを制作するうえで大切なのは、「作った先」を見据えることだと思います。ロゴを見た人にどんな印象を与えたいのか、そのロゴを使う企業がどんな姿になってほしいのかなど、そうした未来を思い描くことで、自然とゴの進むべき方向性が見えてくると思います。
講師さまがお考えになる、ロゴデザイン分野の市場性、展望についてお話ください。
現在では、AIツールやセミナーの普及により、誰でも手軽にロゴデザインを作れるようになりました。その結果、ロゴデザインを仕事として請け負う人の数は、すでに飽和状態に近づいているように感じます。社会とデザインの距離が縮まるのはとても喜ばしいことですが、その一方で、制作する人が増えることでクオリティの差がより明確に表れてくるとも感じています。多くのデザイナーの中で埋もれず、「この人に頼みたい」と思ってもらえるような独自の強みを育てていくことが、これからますます重要になっていくでしょう。
福岡デザイン専門学校卒業 エンタメグッズの制作会社にてグッズの企画、グラフィック制作を担当 その後ブランディングデザインの会社を数社経験し、大手企業のロゴデザイン、WEBデザインなどを担当 フリーで活動後は、国内の個人経営のお店から、香港の眼鏡専門店や国立台湾工芸研究開発センターなどの 海外の依頼も幅広く担当
福岡デザイン専門学校卒業 エンタメグッズの制作会社にてグッズの企画、グラフィック制作を担当 その後ブランディングデザインの会社を数社経験し、大手企業のロゴデザイン、WEBデザインなどを担当 フリーで活動後は、国内の個人経営のお店から、香港の眼鏡専門店や国立台湾工芸研究開発センターなどの 海外の依頼も幅広く担当