3D人形で探る“魅せる構図”と華やかなビビッドカラー彩色術
講座詳細

3Dデッサン人形を使った「構図の設計力」
アングル、パース、視線誘導、余白といった“魅力的な構図の条件”を、3Dモデルで再現性を持って組み立てる技術を解説します。感覚に頼らず、絵の訴求力が最も跳ねる「角度」を自力で探索し、意図的に画面を構成する設計思考をお伝えします。

キャラクターを魅力的に見せる「ポーズと身体の立体理解」
棒立ちから脱却し、動きと感情が伝わるポーズの作り方を詳細に解説します。骨格、重心、ひねりといった身体の構造を3D人形を通して視覚的に理解することで、キャラクターを生き生きと、説得力を持って配置するための基礎的な立体理解力を養います。

ビビッドでも破綻しない「色の役割分担と配色設計」
彩度の高い色同士が衝突するのを防ぐため、主役色、脇役色、締め色という役割分担に基づいた配色理論を習得します。鮮やかさを保ちつつも画面の調和を崩さない、上品で品格のある彩色を実現するための色設計の考え方を学びます。

色と光で魅せる「上品なビビッド彩色の仕上げ方」
ハイライト、影色、反射光の色を自在にコントロールし、ビビッドカラーを品よくまとめる「彩度コントロール」の技術を解説します。色と光が持つ影響力を理解し、鮮烈ながらも美しいと感じさせる、完成度の高い彩色の表現ノウハウを伝授します。

構図と色を連動させた「画面全体のデザイン思考」
構図と配色を別々に進めるのではなく、画面の流れ、視線誘導、強弱設定といった要素を統合して考える「作品設計の思考法」を習得します。部分最適ではなく、全体設計として捉えることで、作品に一貫した説得力とまとまりを与えるテクニックを身に付けることができます。

完成度を底上げする「仕上げ工程と作品クオリティの調整法」
背景のまとめ方を始め、ノイズ処理や、エフェクト、質感加筆といった、作品をSNSで“目を引く一枚”に仕上げるための最終プロセスを習得します。プロがどこで手を止め、どういった調整でクオリティを底上げするのか、その判断基準を学びます。
01. はじめに・自己紹介とイラストレーターになるまで ・講座全体の紹介と完成課題の提示 ・3Dデッサン人形と色彩理論を使うメリット ・講座の進め方・必要ツール紹介
02. “いい構図”とは何か?魅力の正体・安定・動きのある構図 ・主役を引き立てる配置(顔の大きさが大事!) ・シルエット”だけで”魅力的に見えるか? ・キャラクターが映える構図のパターン分析
03. 例題解説:一条レイ作品の構図分析・ビビッドカラー×構図の相乗効果
04. 3Dデッサン人形の基礎操作・オススメ3Dデッサン人形紹介 ・基本操作の解説 ・初心者がつまずくポイントの解消
05. 魅力的なポーズの探し方(試行プロセス公開)・“偶然の良い角度”を見逃さない ・カメラアングルで印象を劇的に変える方法
06. ラフに落とし込む:構図の決定と整理・線画作成に使えるアタリ作り ・トレースする際の注意点
07. 課題:自分の3D人形構図を3種作成する・講師の添削ポイント紹介
08. ラフを元に線画の作成①・線画用ペンツールの紹介
09. ラフを元に線画の作成②・線画整理のコツ ・線の強弱/抜け感の作り方
10. アニメ塗りに適した下塗りの進め方・レイヤーの作成方法、オススメのやり方紹介 ・ベース色の決め方と配色の方向性を固める
11. アニメ塗りで影を塗る①・一影(影一色)でも映える色選びのコツ
12. アニメ塗りで影を塗る②・絵が急に映える超簡単テクニック紹介 ・塗った影色が絵の印象を弱めていないか?一発で確認するテクニックの紹介
13. ビビッドカラーを扱う前の心構え・ビビッドカラーの特徴と落とし穴 ・色の「主役」「脇役」を決める発想
14. 一条レイ式:喧嘩しない色選びの法則・3色ユニット(2~4色でOK)/アクセントの決め方
15. 実例解説:作品での色バランス分析・ビビッドなのにうるさくならない理由
16. 色の最終調整:ガチャつき防止の小技・コントラスト操作
17. 背景の作り方・主役を邪魔しない色選び ・ビビッド×ミニマルのバランス ・【実践例】単色背景と文字による背景づくり ・【実践例】画像素材を使った背景づくり
18. 視線誘導を強化する加工・色演出①・ビビッドなハイライト配置 ・エフェクトの加筆
19. 視線誘導を強化する加工・色演出②・最後に彩度を限界突させるということ(超重要)
20. 仕上げのルール:どこで手を止めるか?・プロの判断基準
21. 課題:最終イラストの完成、背景を考えてみよう・色鮮やかなイラストの完成 ・【課題】同じキャラクターイラストでも背景のデザインで印象が変わる
22. 3Dデッサン人形で構図探し・今までの解説をおさらいしながら制作
23. ラフの制作・今までの解説をおさらいしながら制作
24. 線画制作・今までの解説をおさらいしながら制作
25. 色塗り①・今までの解説をおさらいしながら制作
26. 色塗り②・今までの解説をおさらいしながら制作
27. 仕上げ①・今までの解説をおさらいしながら制作
28. 仕上げ②・今までの解説をおさらいしながら制作
29. 3Dデッサン人形で構図探し・今までの解説をおさらいしながら制作
30. ラフの制作・今までの解説をおさらいしながら制作
31. 線画制作・今までの解説をおさらいしながら制作
32. 色塗り①・今までの解説をおさらいしながら制作
33. 色塗り②・今までの解説をおさらいしながら制作
34. 仕上げ①・今までの解説をおさらいしながら制作
35. 仕上げ②・今までの解説をおさらいしながら制作
36. 構図 × 色 の総復習・この講座で身につく再現性のある技術(構図の見つけ方、ビビッドカラーの使い方、彩度の仕上げ)
37. これからの制作を加速させるヒント・継続してスキルを伸ばすために ・続けることの大切さ ・スキル以上に「センス」を磨くことが大事 ・一見無駄なこと、遠回りに見える道が人生を豊かにし、結果的に効率よくあなたを成功に導く
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
- CLIP STUDIO PAINT EX Ver.4.1.4(iPad版)
※プログラムの注意事項必要に応じて作成
こんにちは、イラストレーター・アーティストの一条レイです。ビビッドでキャッチーな色使いとアニメ塗りを軸としたイラストを得意とし、ホロライブやにじさんじといった大手VTuberのMVイラストを多数手掛けてきました。デジタルだけでなく、アナログ原画の制作や創作論の発信も行い、表現の可能性を常に探求しています。
私がこれまで追求してきた「鮮やかな色を上品にまとめる彩色理論」と「構図を論理的に発見する思考法」を、この講座で余すことなく公開します。感覚に依存しがちな構図決定と、ビビッドカラーの制御を体系化し、「狙って人を惹きつける一枚」を描くための再現性を身につけます。あなたの絵に、SNSで埋もれない確かな説得力と表現の幅をもたらす方法を、一緒に探求しましょう。
本講座において、講師さまだけの強みや、他の講座との差別ポイントを教えてください。
本講義は、ビビッドカラーの活用法を始め、3Dデッサン人形を使った構図設計、そしてデジタル演出を一連のプロセスとして学べる点が特徴です。鮮やかな色を上品にまとめる彩色理論や視線誘導、色調和の考え方に加え、3Dを“構図を発見するツール”として使う視点も解説します。角度探索やカメラワークなど、直感に頼らない構図づくりを体系的に身につけられる、色・構図・3Dを統合して学べる講座です。
該当の分野を勉強している方、この講座を受講しようか悩んでいる方は、どういう部分を一番難しいと思っているでしょうか?本講義を通じて、そのような部分をどういう風に解決できるでしょうか?
本講義は、多くの人がつまずく「魅力的な構図」や「ビビッドカラーのまとめ方」といった正解の見えにくい領域を、論理的なプロセスに分解して可視化する講座です。3Dデッサン人形で魅力的な角度を探す方法や、色の役割分担による調和や、構図と色を連動させた設計思考を体系的に解説。「なぜ魅力的なのか」を理解し、鮮やかでも上品な彩色と、自力で構図を組める応用力を身につけられます。
講師さまご自身は、勉強してきた中で難しかった部分、それを解決するためにどのような努力をされてきましたか?
私は絵を描き始めたのが大学四年生頃と遅かったため、とにかく早く絵描きとして成功したいという思いが強く、日々の積み重ねを何より大切にしてきました。人は一気に成長できないからこそ、少しずつでも前に進むことを意識していました。画力の向上だけでなく、「絵描きとして成功する」ためにできることはすべてやる姿勢で、地方の同人イベントに参加したり、COMITIAで出張編集部への持ち込みを行ったりしてきました。
また、毎日Twitterで流れてくる上手い絵を見て、「これを自分が描くならどう再現するか」を考えることで、目で画力を鍛えることを続けてきました。画力向上には、手を動かすこと以上に「目」を鍛えることが重要だと考えています。
イラストを制作する際、どの部分に一番力を入れていますか?また、それを表現するスキルにはどのようなものがありますか?
重視しているのは、顔の可愛さと色です。顔は自分が「可愛い」と思えるまで、福笑いのようにパーツを何度も動かし、変形や微調整を重ねます。色もスライダーで慎重に選び、心がワクワクする配色を厳選しています。こうした感覚を磨くには、自分の「好き」を理解することが重要です。理論に寄りすぎず、まずは見た瞬間に可愛いと感じられるかを大切にしています。
【経歴】 学生時代から絵を描き始め、公立高校での数学教師の経験を経て漫画家デビュー。2015年からフリーランス漫画家兼イラストレーターとして独立。2020年からはイラストレーター一本に絞って活動中。 【実績】 ・ZERO Project様ZERO Project 2期生「Ruif Infy」キャラクターデザイン担当 ・ホロライブプロダクション様ホロライブ5期生 尾丸ポルカ様オリジナル楽曲「HOLOGRAM CIRCUS」MVイラスト担当 ・ホロライブプロダクション様ホロライブ5期生 尾丸ポルカ様オリジナル楽曲「屋根裏のエピローグ」MVイラスト担当 ・ホロライブプロダクション様 小鳥遊キアラ 誕生日記念2023グッズ イラスト担当 ・ANYCOLOR株式会社様 にじさんじ ROF-MAO 「情熱的ボーイ」MV イラストパート担当 【コミックマーケット関連】 ・コミックマーケット99 壁サークル ・コミックマーケット100 壁サークル ・コミックマーケット104 TourBOX様の企業ブースにてライブドローイングを担当 【展示会参加歴】 ・イラストグループ展示会「#FFFF__展」に参加。自身初のイラスト展への参加となる。
【経歴】 学生時代から絵を描き始め、公立高校での数学教師の経験を経て漫画家デビュー。2015年からフリーランス漫画家兼イラストレーターとして独立。2020年からはイラストレーター一本に絞って活動中。 【実績】 ・ZERO Project様ZERO Project 2期生「Ruif Infy」キャラクターデザイン担当 ・ホロライブプロダクション様ホロライブ5期生 尾丸ポルカ様オリジナル楽曲「HOLOGRAM CIRCUS」MVイラスト担当 ・ホロライブプロダクション様ホロライブ5期生 尾丸ポルカ様オリジナル楽曲「屋根裏のエピローグ」MVイラスト担当 ・ホロライブプロダクション様 小鳥遊キアラ 誕生日記念2023グッズ イラスト担当 ・ANYCOLOR株式会社様 にじさんじ ROF-MAO 「情熱的ボーイ」MV イラストパート担当 【コミックマーケット関連】 ・コミックマーケット99 壁サークル ・コミックマーケット100 壁サークル ・コミックマーケット104 TourBOX様の企業ブースにてライブドローイングを担当 【展示会参加歴】 ・イラストグループ展示会「#FFFF__展」に参加。自身初のイラスト展への参加となる。