繊細さと迫力を兼ね備えた、シニカルな男性キャラクター制作
講座詳細
こんにちは、イラストレーターのかえで《もみじの木》です。 2021年よりフリーランスとして活動し、主に楽曲のMVイラストやゲーム関連のアートワーク、VTuberのキービジュアルなどを手掛けてきました。これまでに100件以上の案件を担当し、クライアントの要望に応じた多様なビジュアル制作に携わっています。
私の強みである「迫力ある構図」や「目を引くキャラクター」を生み出す技術を、男性キャラクターの描写を中心に解説します。単なる模倣ではなく、受講者自身の画風を向上させる知識を重視しました。「なんとなく描けない」悩みを「狙って描ける」自信に変え、創作の楽しさを再発見するきっかけになれば幸いです。
本講座において、講師さまだけの強みや、他の講座との差別ポイントを教えてください。
本講義では、応用の利くテクニックや知識をメインに解説しています。最終的に身につくものは、私の絵柄の再現方法ではなく「個人の絵柄がもっと良くなる知識」です。二次元描画であり、デジタルだからこそできる表現方法をまとめました。また、まだまだ教材が少ない男性キャラクターの描画方法も学ぶことができます。
該当の分野を勉強している方が一番難しく感じている点と、この講座を通して、その点をどのように解決できるでしょうか?
色やポーズを工夫しても、なかなか目を引くイラストにならない。完成度を上げたいけれど、どうすればいいか分からない。そんな悩みを持つ方に向けた講座です。「なんとなく描けない」を「狙って描ける」に変えるヒントをお伝えします。
講師さまご自身は、勉強してきた中で難しかった部分、それを解決するためにどのような努力をされてきましたか?
描いていて「なんとなく良い」「なんとなく悪い」と感じても、それを言葉にするのが難しく、なぜうまくいったのか分からないまま描き続けていました。しかし、「イラストを描く」のではなく、「パネルにさまざまな要素や用途を落とし込む」ことを意識するようになってから、絵柄が安定し、魅力的な絵を理論的に説明できるようになりました。デザイン、油絵、彫刻、デッサン、写真など幅広い分野を学び、その知識を応用することで、今の絵柄へと繋がっています。
受講生に向けてメッセージをお願いいたします。
知識を得ることは少し大変ですが、その一つひとつが確実に自分を変えてくれます。変化の瞬間ははっきりと分かり、「上達した」という実感を得やすくなります。皆さんにも、たくさんの学びを通して、絵を描くことをより楽しく、より好きになってほしいと願っています。

男性キャラの顔と骨格
男性キャラクターを魅力的に見せる顔立ち、骨格、体型の描き分けを学びます。女性との造形的な差異に加え、年齢や性格に応じたフォルムの違いを理解することで、安定感のある描写力を身につけます。

表情と動作で魅せるキャラクター
目、口、手の細やかな動きやポーズによって、キャラクターの個性と感情を豊かに表現する技法を習得します。仕草と表情に意図を込めることで、画面内に「説得力のある存在感」を生み出す技術を解説します。

視線誘導と構図の基本
余白の配置、画面内のシルエット、視線誘導の仕組みを活用した構図設計を学びます。全体のバランスを緻密に整え、鑑賞者の視線が自然とキャラクターへ集中するレイアウト技術を身に付けることができます。

奥行きと迫力を演出する画面設計
遠近法に加え、画面内の密度や描写の強弱をコントロールし、奥行きとダイナミックな動きを生み出す手法を扱います。キャラクター、背景、小物の情報を整理しながら、迫力と緊張感を両立させた一枚絵を描き上げます。

印象的な配色と色の演出
反射光、空気遠近法、彩度、コントラスト、白抜きの5つの技法を軸に、色彩で主題を目立たせるテクニックを解説します。色を戦略的に用いて、イラスト全体の印象や雰囲気を意図通りに制御する力を養います。

インパクトを最大化するライティングと強弱
光と影の配置によって画面に明確なメリハリと強弱を生み出し、視覚的なインパクトを付与する方法を習得します。数多の作品に埋もれない、鑑賞者の視線を瞬時に捉えて離さない描写力を身につけます。
01. 自己紹介・自己紹介 ・講座を通して得られるもの
02. 作業環境・ワークスペースの紹介 ・ペンの紹介
03. 目の基本形態・喜怒哀楽、かっこいい可愛いなど場面に合わせた目を描く
04. 輪郭と顔のパーツ・良いとされる配置の一定の基準の説明
05. 目を引く表情の描き方・シンメトリーとアシンメトリーの表情がそれぞれどのようなシーンにあるか
06. 髪の毛の描き方・髪を描く上で意識していること ・ブロック分け方式で考える
07. 顔・目や輪郭を中心に、男女キャラクターの違いを解説 ・性格やシーンから想像できる、一般的に魅力があるとされる顔つき、表情や画角
08. 骨格・顔の次に大事な、手や肩を中心とした男性特有の骨格感や陰影
09. 髪・男性キャラクターにありがちな、ワンパターンな髪型にならない方法 ・応用や発想の展開の仕方
10. 技法・このセクションは私が絵を描く中で意図的に使っている技法 ・人物イラストを出しながら使用されている箇所を解説
11. 反射光・実演 ・より「物体感」を出す方法
12. 空気遠近法・実演 ・色だけで奥行きを出す方法
13. 彩度とグレーの使い方・実演 ・赤をより赤く見せる方法
14. 黒に頼らない・実演 ・影や暗色の物体は黒を使わずに表現する
15. 足し算と引き算・全体のバランスを考えて、黒と白を使った見て欲しい部分に目が行くようにする理屈
16. 構図の取り方・迫力ある俯瞰と煽りの描き方 ・描きたいパーツ、目立たせたいパーツに似合う構図の描き方
17. 画面作り・構図にあえて沿わない、アクセントの作り方
18. テーマに合わせたポーズと表情・キャラクターの性格や設定を意識 ・ポーズに似合う画角を見つける方法
19. 描き込まない・ぼやっとした引きの視点で、手や顔のパーツなど全体の配置を決める ・全体の進行度が常に均一になるようにする
20. バランスの良い人体の描き方・必ずしも現実通りじゃなくてもいい ・二次元でしか表せない筋肉や各パーツの描き方
21. 資料を集める・服や装飾は空想で描かない。
22. 資料をもとにオリジナリティーを出す方法・自分の基準やトレードマークからの派生
23.顔の色塗り・光源と顔の注目度の差による密度の変化 ・テーマに合わせた目の塗りの変化
24. 髪の色塗り・目の色、周りの色を取り入れた「顔から浮いて見えない」塗り方
25. 服の色塗り・青でバランスをとる ・生地に合わせた色の塗り方 ・生地の厚みを出す方法
26. 調整レイヤーの活用・オーバーレイ、乗算などクオリティがより上がるテクニック
27. エフェクトの活用・ぼかしや色収差など、前後の空間をリアルに仕上げる ・見て欲しい箇所に目を惹きつけるテクニック
28. 振り返り・ここまでの要点をまとめる
29. 構図の難易度を上げる・描写範囲を色げ、全身が映る俯瞰構図のイラストを描く
30. ラフ・これまでのことに触れつつ、ラフを描く
31. 下塗り・これまでのことに触れつつ、下塗りをする
32. 描き込み・調整レイヤーやエフェクトを多めに活用し、完成させる
33. 完成度・完成の一歩先を描く ・終わりだと思っても書き込み続ける ・1マス隣を全部違う色にする気で描く
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
CLIP STUDIO PAINT
※バージョンに関しては、proを推奨します。
※プログラムの注意事項必要に応じて作成
【経歴】 2021年よりフリー活動を開始し、これまでに100件以上のイラスト案件を担当。 ゲーム・キャラクター系案件を中心に制作している。 【参加プロジェクト】 ・Arcaea:ヴィータ ストーリーイラスト ・Arcaea:楽曲ジャケット ・HUION:液晶タブレットモニター ・ジョイネット:オリジナルTシャツ、スマホケース販売 ・株式会社uyet:オリジナル酒販売 ・くりのきみえる(雪見・えるの・まるぐり・鯨木):イベントトレカイラスト ・雪見:ワンマンライブグッズイラスト ・あじくら&みちゃおん(あじっこ・kradness・みーちゃん・しゃむおん):ライブキービジュアル・「パンダヒーロー」coverイラスト ・酢酸かのん:「太陽が昇らない世界」coverイラスト ・酢酸かのん:「HOLLOW HUNGER」coverイラスト ・ZAQ:「AIMING」MVイラスト
【経歴】 2021年よりフリー活動を開始し、これまでに100件以上のイラスト案件を担当。 ゲーム・キャラクター系案件を中心に制作している。 【参加プロジェクト】 ・Arcaea:ヴィータ ストーリーイラスト ・Arcaea:楽曲ジャケット ・HUION:液晶タブレットモニター ・ジョイネット:オリジナルTシャツ、スマホケース販売 ・株式会社uyet:オリジナル酒販売 ・くりのきみえる(雪見・えるの・まるぐり・鯨木):イベントトレカイラスト ・雪見:ワンマンライブグッズイラスト ・あじくら&みちゃおん(あじっこ・kradness・みーちゃん・しゃむおん):ライブキービジュアル・「パンダヒーロー」coverイラスト ・酢酸かのん:「太陽が昇らない世界」coverイラスト ・酢酸かのん:「HOLLOW HUNGER」coverイラスト ・ZAQ:「AIMING」MVイラスト