線画に宿る“かわいい”の作り方
講座詳細

キャラクターの魅力を引き出すためのアイデア
「どんな絵を描きたいか」という自己分析から始め、コンセプト設計、魅力を伝える要点の押さえ方を学びます。キャラクターの世界観と自身の「好き」を最大限に表現する設計力を養います。

アイデアを一枚絵に落とし込むためのラフ
膨大なアイデアから、魅力的な作画イメージを効率的に描き出すラフの技術を解説。コンセプトに沿ったシチュエーションを始め、目を惹く構図や、感情を伝える色彩設計など、一枚絵として成立させる方法をお教えします。

キャラクターの個性に合わせた描き分けのコツ
キャラクターに命を吹き込む、個性に合わせた描き分けの技術をお伝えします。ポージングや、表情、髪や目といった特徴的なパーツをどう描き分けるか。様々なキャラクターに応用できる実践的な知識が身につきます。

実践的なイラスト制作のフロー
実際の制作過程を通し、ラフから仕上げまでの全体フローを把握します。各工程でどのような視点を持って作画を進めているのか、その背景にある実践的な技術やノウハウを詳しく解説します。

完成度を高めるための着彩と仕上げ方
イラストの雰囲気と完成度を格段に高める、効果的な仕上げの方法を伝授。印象に残りやすいポイントや、完成度に影響が出やすい箇所の処理、その理論を把握し、作品の魅力を最大化させるノウハウをお教えします。

見栄えの良い線画の描き方
清書段階で完成度を高める、見栄えの良い線画の技術を習得します。シルエット、線の流れ、質感ごとの描き分けを理解・実践し、柔らかい雰囲気や可愛らしさといった多様なモチーフの表現を身に付けることができます。
1. 自己紹介・自己紹介 ・経歴 ・講座内容の説明 流れ ・講座のターゲット(初級~中級向け)
2. 作業環境・使用ソフト ・作業画面レイアウト ・ショートカットキー ・使用しているブラシ
3. アイデアの出し方・インプット方法 ・アウトプット方法 ・使っている資料
4. キャラ・イラストの魅力とは?・映えるイラスト ・喜怒哀楽 表情の重要性 ・個性に合ったポージング、タッチ(絵柄) ・生きているキャラを目指す
5. 線画とは・見ていて楽しい線、印象と正しさ ・リズムとフォース ・クロッキーの重要性 ・線を引く姿勢と視点
6. 立体、形の捉え方・図形化、単純化して考える ・立体を考える
7. キャラクターの作画 顔・顔の作画 ・3Dモデルから学ぶブロックとしての立体の捉え方 ・瞳のデフォルメ、解釈を考える
8. キャラクターの作画 髪・髪の作画 生え際 なびき方 ・立体感 ・流れ、シルエット
9. キャラクターの作画 服・小物・服のシワ 良く見えるシルエット ・服の種類による描き分け
10. 一枚絵の実践 構図・ラフを描き出す時のポイント ・シチュエーション、構図 ・魅力的なモチーフ
11. ポージング・魅力を出すためのポージング ・キャラを引き立たせるアイテム
12. 陰影 ・描き込みの優先順位 ・明度で見たコントラストの把握 ・アンビエントオクルージョン
13. カラーラフ・配色 ・色が与える印象 ・時間帯、場所
14. ライティング・光の基本 ・光源の種類について ・環境光
15. 線画の清書・カラー向きの線、モノクロ向きの線 ・光と色に調和する線 ・丁寧な線画の引き方 ・シルエットの重要性
16. 髪の線画・線の引き方と入抜き ・髪の流れ ・立体の捉え方
17. 身体の線画・手 ・骨格や肉付きを意識した線
18. 顔の線画・眉毛、まつげ ・瞳 ・口
19. 服の線画・質感の描き分け ・厚みの意識
20 背景の線画・キャラとの差を出す
21. 着彩について・色の心理効果 ・色の選び方について ・下塗りの方法
22. 髪の着彩・髪の流れを意識した塗り ・立体の捉え方 ・ふわふわした髪の塗り ・上品に見えるツヤ感
23. 肌の着彩・柔らかく塗る ・立体感を出すためには
24. 顔の着彩・瞳の塗り方 ・透明感と潤いの表現 ・印象をよく見せる目元の陰影
25. 服の着彩・質感と塗りで魅せるシワ ・リッチな重厚感を表現するコツ
26. 背景の着彩・キャラを引き立てる色の選び方 ・情報量とコントラストのコントロール
27. 画面効果・ライティング・サブサーフェーススキャタリング ・効果レイヤの説明 ・効果レイヤによるライト、陰影の強調 ・撮影効果 グラデーションや色調の補正
28. キャラの描き込み・色の調整 ・効果後の顔周りの印象を整える ・最後に描き込むべき箇所
29. 背景の描き込み・彩度や色相の見直し ・情報量を減らす引き算の考え方
30. 全体調整・全体のバランスを見る ・photoshopの活用
31. 練習方法・これまでにした練習 ・立体把握の補助となる3Dの活用 ・3Dレンダリングから学ぶ ・身の回りにある物や現象の観察
32. まとめ・全体のおさらい ・絵を描き続けるために気をつけていること ・自己評価と他者評価のバランス
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
CLIPSTUDIOPAINT (4.1.4)
※バージョンに関しては、EXを推奨します。
[サブツール]
Photoshop CC (26.11.1)
※プログラムの注意事項必要に応じて作成
こんにちは、イラストレーターのにゅむです。普段はライトノベルの挿絵、ソーシャルゲームやVTuber関連のイラスト制作に携わっており、柔らかく雰囲気のあるキャラクター表現を強みとして活動しています。
ここでは、私が活動経験と試行錯誤の中で得た「キャラクターを魅力的に見せる技術と考え方」を、制作の全工程を通して解説します。特に、今風の"可愛い"を表現するための線画の考え方や、光と色で雰囲気を作る方法を丁寧にお伝えします。この講座が、みなさんの成長の糧となれば幸いです。
本講座において、講師さまだけの強みや、他の講座との差別ポイントを教えてください。
作業環境の構築から、絵を描く前の準備(アイデア出しや資料収集)、各ツールの使い方、実際の制作工程、そして絵柄や画風の詳細に至るまで、プロセス全体をお教えします。特に、コンセプトの決め方や日頃のインプット、それをアイデアとしてキャンバスに描き出す手法など、見落とされがちな重要な工程も重点的に解説します。さらに、目的に応じた線画の描き分けや、着彩まで見据えた線画の考え方を伝授することによって個性を引き出すことが出来ます。
該当の分野を勉強している方が一番難しく感じている点と、この講座を通して、その点をどのように解決できるでしょうか?
「魅力的なイラストを描きたいのに、表現したいことが上手く伝わらない」 「キャラクターの魅力の源泉や、"可愛い"とは何かを掴めずにいる」 「他の制作者が制作中に何を考え、どのような工程を踏んでいるのかが分からない」この講座は、まさにそうした課題を抱える方々に向けた内容です。
講師さまご自身は、勉強してきた中で難しかった部分、それを解決するためにどのような努力をされてきましたか?
私自身、以前は形の認識や立体の把握が苦手でした。それを補うためにクロッキーを重ね、立体把握能力を養うために3Dモデルの観察や補助線の引き方を学びました。 また、細かいパーツの描写が苦手でモチーフが単調になりがちだったため、少ない情報量でも密度を感じさせる塗り方や、表情の描きこみを意識的に追求してきました。 その結果、流れや雰囲気といった全体的な印象を優先して描けるようになり、見た人に表現したいことが伝わりやすい現在の画風が確立されました。
受講生に向けてメッセージをお願いいたします。
イラストを描き続ける長い道のりでは、ご自身の技術や方向性に戸惑い、迷うことも少なくないでしょう。 そんな時こそ、自分が描きたいものや「好き」という原点から目を逸らさず、日々の課題を一つひとつ解消していくことが、唯一無二の個性につながると信じています。 周りには技術的に優れた人や上達が早い人もいて焦りがちですが、まずはご自身の「できること」と「課題」を見つめ、無理せず長く、楽しく描き続けていただければ幸いです。
【参加プロジェクト】 - 『原神』 エウルア 2022誕生日イラスト - 『絵師100人展12』 掲載 - ゲーム『蒼青のミラージュ』オピトヌイ/チャパエフ キャラクターデザイン - ゲーム『小林さんちのメイドラゴン 炸裂!!ちょろゴン☆ブレス』特典イラスト - 夏色まつり1stアルバム『Chasing the Dream〜スポットライトは放課後に〜』ジャケットイラスト - 『にじさんじSplashSummerスクラッチ』グッズイラスト - 『あやかしアラモード』口絵/挿絵(角川スニーカー文庫) - 『幼馴染は、にゃあと鳴いてスカートのなか』(角川スニーカー文庫) - 『たかが従姉妹との恋。』(ガガガ文庫) - 『陽キャになった俺の青春至上主義『 (GA文庫)
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