シェイプで描く高密度でポップなモーショングラフィックス
講座詳細
グラフエディタを極め、理想の動きを再現する方法
理想的なモーションを具現化するため、値グラフと速度グラフの特性を深く理解し、使い分けを習得します。アニメーションの原則をベースに、イメージから逆算してグラフを追い込む思考を養い、意図通りの緩急を表現する技術を磨きます。
BGMと視覚をシンクロさせる演出法
音を映像を構成する重要な要素の一つとして捉え、リズムに合わせた構成設計を行います。グラフィックとモーションが音と心地よく連動する手順を学び、視聴者の聴覚と視覚を同時に刺激する、完成度の高い映像体験の構築方法を実践します。
クオリティを底上げする「細部へのこだわり」
作品の価値を決定づけるのは、数値では測れない微細な調整です。実演を通じて、納得いくまでイージングや質感を微調整し続ける工程を公開します。極限までクオリティを高めるための、プロフェッショナルなマインドセットをお伝えします。
空気感や温度感を表現する「質感」と「配色」
作品のテーマに応じた配色設計と、After Effectsの標準機能のみを用いた質感調整の手法を習得します。過去の作例を分析しながら、温度感や空気感をデザインとして落とし込むロジックを学び、映像に独自の作家性と温もりを宿す方法を身につけます。
シェイプを自由に操るコツ
絵心の有無にかかわらず、基本図形を組み合わせて複雑なモチーフを構築する手法を学びます。対象を抽象化して捉えるリサーチ方法から、Illustratorを用いた効率的なシェイプ作成まで、あらゆる形状を自在に表現する力を養います。
頭にあるイメージを形にする方法
ツールの習得を目的とするのではなく、自身のアイデアや感情を映像という形で具現化するプロセスを重視します。構成案の作成から最終的なルック調整まで、30〜60秒の映像制作を通じて、世界観を形にするクリエイティブな思考法を体得します。
※上記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
01.自己紹介と講座についての説明- 自己紹介 - ポートフォリオや受賞歴についての紹介 - 講座で得られる内容について説明
02.Aeのワークスペース紹介と膨大なレイヤーの管理術- ワークスペースの紹介と配置の理由について説明 - 膨大な数のレイヤーを管理するための手法について
03.多用するショートカットと合った方が良いスクリプトやプラグイン紹介- 制作にあたり高頻度で使用するショートカットの解説(使用例も交えて) - 愛用しているスクリプトやプラグインの紹介
04.値グラフと速度グラフについて解説- 2つのグラフの特長・使い分けについて解説 - 私が良く使うグラフと使い分け方について解説
05.有機的な表現を作るためにはどうしたらいいか- グラフを調整する上での考え方 - アニメーション12の原則をベースに動きを付ける - イメージから逆算したグラフ調整(動きの特長から逆算)
06.BGMに合わせたテンポの良いモーション演出①- BGM選びの考え方 - 音に合わせた構成設計 - 簡単な絵コンテ or 字コンテ(制作イメージ)と使用するグラフィックの制作
07.BGMに合わせたテンポの良いモーション演出②- Aeでモーションを作る
08.シームレスに繋がるトランジション演出①- トランジションを作るときのポイント、注意点 - 今回使うトランジションのテクニック - 簡単な絵コンテ or 字コンテ(制作イメージ)と使用するグラフィックの制作
09.シームレスに繋がるトランジション演出②- Aeでモーションを作る
10.シェイプでモチーフを作成する時の考え方- 自身の作例を元にモチーフの活用例を紹介 - 特徴を捉えてシンプルな形状に変換する
11.抽象化されたモチーフをシェイプで作成(宇宙空間)①- 対象のモチーフをリサーチ - Aiでシェイプを用いてモチーフ作成
12.抽象化されたモチーフをシェイプで作成(宇宙空間)②- Aeで簡単なモーションを作る
13.シンプルなシェイプを組み合わせて生み出す抽象的な表現①- 制作するイメージの共有 - Aeでグラフィックを作成(エフェクトを多用するためAe上)
14.シンプルなシェイプを組み合わせて生み出す抽象的な表現②- Aeでモーションを作る。
15.デザインの密度を上げるあしらいの作成・配置- あしらい・装飾に対する私の考え方 - Aeで前のチャプターで制作した動画に、あしらいを加える
16.温度感・空気感を演出する配色と設計意図- 過去の作品を見ながら配色の分析 - よく使う配色・質感とその考え方
17.優しさを感じるアナログ感を演出する質感処理- 制作するイメージの共有 - Aeでグラフィックを作成(エフェクトを多用するためAe上) - Aeで簡単なモーションを作る。 - Aeで最終仕上げの処理
18.企画と構成の決め方- テーマを設定して、アイデアを出す - 字コンテ or 絵コンテを作成
19.シーンA制作- 制作するイメージの共有 - エフェクトを組み合わせて幻想的な光の表現 - ロゴに吸い込まれていくカメラワーク - 吸い込まれるような集中線エフェクトを作る
20.シーンB制作- 制作するイメージの共有 - パラメトリックメッシュを使ったシーンの作成 - シェイプを組み合わせてカラフルなグラデーションの作成 - 環境ライトを使ってパラメトリックメッシュに色を加える - オブジェクトが弾けるようなアニメーション
21.シーンC制作- 制作するイメージの共有 - 3D空間上でカメラワークを作る - 3Dと相性がよいエフェクトや背景の作り方 - 有機的なモーションの作り方 - エフェクトを使用して強調表現を演出する
22.シーンD制作- 制作するイメージの共有 - シェイプを組み合わせて宝箱を作成する - 飛び散るオブジェクトの演出 - トンネルアニメーションの作成
23.シーンE制作- 制作するイメージの共有 - ラインアニメーションの作成 - シェイプを組み合わせて作るインパクトエフェクト - オブジェクトを追いかけるカメラワーク
24.シーンF制作- 制作するイメージの共有 - スピード感のあるシェイプアニメーション - 壁を突き破るような演出
25.シーンG制作- 制作するイメージの共有 - ラインが枝分かれしていく演出 - Thicc Strokeを用いたラインの質感作成 - カメラワークで視点を操る
26.シーンH制作- 制作するイメージの共有 - 勢いのある飛び出す、弾けるイメージの演出 - 花をモチーフにしたシェイプと質感の作成 - カラフルな背景とオブジェクトを作成
27.最終仕上げの処理- Aeで最終仕上げの処理
28.特に重要だと思う箇所を再度おさらい- 各セクションで大事な部分をおさらいする
29.制作への向き合い方や思考法について- 制作へのマインドセット - 作品の見せ方 - 思考法の磨き方
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
Adobe After Effects 2026
※講義は2026で行いますが、CC 2024以降であれば受講可能です。
(配布するプロジェクトファイルは2024/2025/2026互換形式で用意する予定です)
※プログラムの注意事項必要に応じて作成
こんにちは、モーションデザイナーのhamaです。私はクリエイティブとは無縁の環境から、独学で映像制作の世界に飛び込みました。「なぜその動きが心地よいのか」を泥臭く考え、試行錯誤を繰り返した経験が、感覚だけに頼らない現在の制作スタイルの礎となっています。
この講座では、私が実戦で辿り着いた「図形のみでリッチな世界観を作る構成力」を共有します。ツールを使える段階から、独自の表現を形にできる段階へと、みなさんが自信を持って作品を発信できるよう、私が培ってきた制作哲学を余すところなくお伝えします。
該当の分野を勉強している方、この講座を受講しようか悩んでいる方は、どういう部分を一番難しいと思っているでしょうか?本講義を通じて、そのような部分をどういう風に解決できるでしょうか?
「デザイン」と「動き」は、どちらも欠かせない要素であり、そこに大きなハードルがあると感じています。かつての私と同じように、クリエイティブ未経験の方にとっては、グラフィックデザインを整えつつ、それを違和感なく動かすという二つのスキルを習得することは、非常に難しく感じられるはずです。
本講座では、「図形の組み合わせ」というシンプルな表現方法と、グラフエディタによる「動きの調整」を同時に学ぶことで、この二つの壁を一気に乗り越えられるよう設計しています。
講師さまご自身は、勉強してきた中で難しかった部分、それを解決するためにどのような努力をされてきましたか?
いざ作品を作ろうとすると、何から手をつけていいのか分からなくなることがありました。チュートリアルで操作は覚えても、実際に作品を作ろうとすると手が止まってしまうのです。そこで私は、作品ごとに「今回は配色にこだわる」「このエフェクトを試す」といったように、「テーマ(意図)」を必ず一つ決めるようにしました。指針が一つあるだけで迷いが減り、そこから自然とアイデアが広がっていくようになったと感じています。
アウトプットを形にすることにおいて、大切なポイントは何になりますか?
私が大切にしているのは、3つのステップです。まずは「自分なりのテーマ」を持つこと。「今回は配色にこだわる」など、たとえ一つでも意図があれば制作中の迷いが減り、学びの質も高まります。次に、何があっても「作り切る」こと。壁にぶつかっても泥臭く粘り、最後まで完成させる経験こそが、自信と作家性を育てます。そして最後に、シンプルですが「楽しむ」こと。できなかったことができるようになる喜びや、見てくれた人の反応を糧に、ワクワクしながら作り続けることが大切です。技術やセンスは後から自然と身についてくるものなので、まずはこのサイクルを回すことが何より重要だと考えています。
講師さまがお考えになる、クリエイティブ分野においての市場性、展望についてお話ください。
モーショングラフィックスは、デザイン・動き・音を組み合わせることで、ブランドのイメージや感情を直感的に伝えられる強力な手法です。AIの進化も目覚ましいものがありますが、人の心を本当に揺さぶる「遊び心」や「細かなニュアンス」、そして一見無駄に見えるようなこだわりの演出は、人間にしか生み出せません。だからこそ、単にツールを扱えるだけでなく、ツールを通して「感情」を表現できるクリエイターこそが、これからの時代に強く求められる存在だと考えています。
【経歴】 クリエイティブ未経験から「自分の武器」を求めてYouTubeの動画編集からスタートし、 その後モーショングラフィックスの表現に魅了されAfter Effectsを習得。 現在は、企業の広報担当としてコンテンツ制作を行う傍ら、個人活動として企業のプロモーション映像や広告から、 自身のアートワークまで幅広く手掛ける。 2025年には、日本の映像クリエイターを選出する「映像作家100人」に選出された。 【受賞歴】 ・Adobe MAX Challenge 2023 Motion部門:グランプリ ・Kabukicho Creator’s Gallery 2023:NewHope賞 ・Metro Ad Creative Award 2024:デジタルサイネージ部門 ファイナリスト ・映像作家100人 2025 選出 ・VGT Motion Award 2025:審査員賞
【経歴】 クリエイティブ未経験から「自分の武器」を求めてYouTubeの動画編集からスタートし、 その後モーショングラフィックスの表現に魅了されAfter Effectsを習得。 現在は、企業の広報担当としてコンテンツ制作を行う傍ら、個人活動として企業のプロモーション映像や広告から、 自身のアートワークまで幅広く手掛ける。 2025年には、日本の映像クリエイターを選出する「映像作家100人」に選出された。 【受賞歴】 ・Adobe MAX Challenge 2023 Motion部門:グランプリ ・Kabukicho Creator’s Gallery 2023:NewHope賞 ・Metro Ad Creative Award 2024:デジタルサイネージ部門 ファイナリスト ・映像作家100人 2025 選出 ・VGT Motion Award 2025:審査員賞