グラフィックデザイナー,ゑ藤隆弘_에토 Details
トレーラー
グラフィックデザイナー
ゑ藤隆弘
ロゴからサイン計画まで、ひとつのアイデアから
統一感のあるトータルデザインを制作する秘訣

世界五大ポスターコンペティション
「ラハティ国際ポスタートリエンナーレ2022」の
グランプリを日本人として
17年ぶりに受賞した経歴を持つ
グラフィックデザイナーのゑ藤隆弘。
今回の講座は、
デザインの研究と実践を通して
グラフィックデザインへの理解を深め、
自分の方法論を見出す力を見つけ、
デザインとして表現するまでの
一連の流れを学べるカリキュラムです。
まず、かたちを生み出す仕組みとして、
ユニットによる造形演習や
全体の統一感を持たせるための
フォーム生成、アイデアの着想方法など
デザインを生み出すための
準備段階について解説。
次に、架空の植物園を想定した
課題制作を通して
ひとつのアイデアから
ロゴやポスター、ツール、
そしてサイン計画までを
一貫してデザインするための
考え方や手法についてお伝えします。
特に、ユニットを組み合わせ
書体、アイコン、パターンを作り
それらを活用してVIとサイン計画を
作っていく方法を身に付けます。
最後に、ゑ藤隆弘自身が大切にしている
視覚芸術を中心に自主的な
リサーチや制作を紹介し、
グラフィックデザインについての
理解を深め、自分の方法論を
自覚するための取り組みについても
お教えします。
ひとつのアイデアで
統一感のある全体のデザインを
構築するための着想法から
検討のプロセスまでを
Colosoで体験してください!

講座情報
本数:20本の映像
難易度:中級・上級
無期限視聴

使用プログラム
Adobe Illustrator CC以上
Adobe Photoshop CC以上

動画情報
オンラインVOD
オーディオ:日本語

講座特典
作品数:
ロゴ1点
ポスター1点
アプリケーションツール一式
サイン計画一式
提供資料:
ユニットによる造形演習に用いるレイアウトグリッドなどのIllustratorファイル
など
「ラハティ国際ポスタートリエンナーレ2022」の
グランプリを受賞した経歴を持つ
ゑ藤隆弘のポートフォリオ
架空の植物園を想定した例題で
ブランドや施設らしさを表現する
デザイン制作のスキルを習得します
-
ユニットを用いた造形演習
-
アイデンティティと展開性をもったロゴタイプ
-
施設の世界観に合ったカスタムピクトグラム
-
サイン計画の基本的な考え方とそのデザイン
-
パターン展開を用いたアプリケーションツール
-
ビジュアルと文字の関係性にフォーカスしたポスター
ゑ藤隆弘
グラフィックデザイナー
はじめまして。
グラフィックデザイナーのゑ藤隆弘です。
企業やブランド、
そして施設のVI・サイン計画など、
トータルなアイデンティティのデザインを
多く手掛けてきました。
また、この数年は大学での
研究や教育にも携わっています。
グラフィックデザインが
一般化しつつある時代に
個のデザイナーであり続けるためには、
理念や思想・固有の表現や
方法論・実作品や実績の
3つが必要だと考えています。
そのために私は、
実務と並行して
自主的な研究や制作を
行ってきました。
私は、自分なりの研究テーマを
深掘りすることで、
主体的にデザインを続けることが
可能だと感じています。
私も道半ばですが、
研究と実務との往復について、
その経験値を提供できれば幸いです。
また、近年ではサイン計画や
展示のデザインなど、
空間や体験に関わる
デザインの重要性が増してきました。
しかし、それを学べる場は多くありません。
私自身も実務を通して失敗を重ねながら学びました。
グラフィックデザインを軸に、活動の場を
空間というメディアへ広げたい方へ向けて、
自身の経験や方法論を
伝えられればと考えています。


ゑ藤隆弘
現) グラフィックデザイナー
【経歴】
2021.4~現在 東京工芸大学芸術学部デザイン学科 准教授
2018.4~2021.3 東京工芸大学芸術学部デザイン学科 助教
2017.4~2018.3 名古屋学芸大学メディア造形学部デザイン学科専任講師(特任)
2016.5~現在 合同会社スタディー設立、代表社員就任
2010.6~2016.3 株式会社廣村デザイン事務所 デザイナー
2006.8~2010.5 株式会社佐藤晃一デザイン室 アシスタント
2010.3 多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻修了 博士(芸術)
2007.3 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程デザイン専攻修了 修士(芸術)
2005.3 多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業 学士(芸術)
公益社団法人日本グラフィックデザイン協会 会員
NPO法人 東京タイプディレクターズクラブ 会員
【主な仕事】
・SHISEIDO BEAUTY SITE サイン計画
・BETTER BODIES HI VI・サイン計画
・MUSEUM TOWER KYOBASHI サイン計画
・YUMEMI リブランディングプロジェクト
・軽井沢町公共サインガイドライン策定 など
【受賞歴】
・2022 ラハティ国際ポスタートリエンナーレ グランプリ
・2022 A’Design Award & Competition PLATINUM
・2021 ポスターフェスト 03 ブダペスト 3rd prize
・2021 Graphis Design Annual 金賞
・2020 D&AD AWARDS 2020 Shortlist
・2019 ボリビアポスタービエンナーレ FIRST MENTION
・2010 ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ Honorary Mention
・2009 世界ポスタートリエンナーレトヤマ 銅賞
・日本サインデザイン賞 金賞・招待審査員賞(2022) / 銀賞・銅賞(2020)
・日本タイポグラフィ年鑑 ベストワーク賞(2023,2019,2010)・審査員賞(2021)
・JAGDA年鑑、東京TDC賞、東京ADC賞 入選 など
この講座のポイント
平面媒体から空間デザインまでのトータルのアイデンティティの構築
ロゴ、ポスター、ツール、サイン計画までを一貫してデザインするための考え方や手法について解説します。さらに、架空の植物園を想定したVIやサイン計画の課題制作に取り組みながら、多様なメディアを展開し、アイデンティティを構築する方法を学びます。

展開性のある「かたち」を作り出す仕組みとサイン計画への展開方法
グラフィックデザイナーにとって、自分なりの「かたち」の生み出し方を持っていることは強みになります。演習や課題制作を通して、フォーム生成の仕組みを理解し、基本となる「かたち」を具体的なツールやサイン計画に落とし込む方法を身に付けます。

テーマを追求するための研究と実践の往復
視覚芸術を中心に自主的なリサーチや制作をすることで、グラフィックデザインへの理解が深まり、自分だけの方法論を自覚することができます。本講座では、トレンドや外部評価とは別の基準を自分の中に養い、主体的に制作を続ける方法や、実際の仕事に活かす方法をお教えします。

講座内容
下記のような内容を
学べます。
-
ひとつのアイデアで全体を構築するノウハウロゴやポスター、ツール、そしてサイン計画までを一貫してデザインするためには、細部と全体を同時に成立させる必要があります。そのためのアイデアや検討のプロセスを解説します。
-
かたちを生み出す仕組みユニットを組み合わせ、ロゴや書体、アイコンやパターンを作り、それらを集合させてVIやサイン計画全体を作る方法を紹介します。平面・空間・映像を問わず表現できる展開性に優れた手法をお教えします。
-
VI構築のためのカスタムタイプフェイスVIやサイン計画におけるカスタムタイプフェイスのデザインを解説し、作字の方法や、運用の仕方を紹介します。特徴を持った書体は、そのブランドや施設らしさを表現するのに効果的なエレメントです。
-
研究と実践自主的な研究制作によって、目的性や時代のトレンドから離れ、自己を掘り下げることができます。研究と実践を往復することを通して、主体的に制作を続けてきたゑ藤隆弘の経験をお伝えします。
-
体験性のデザイン近年、オンラインのサービスが充実する一方で、オフラインにおいてはその場でしか味わえない体験が重要になってきました。そのため、サイン計画や展示のデザインなどの空間に関わるグラフィックデザインは、より体験性に関わることが求められます。この講座では、その「体験」を、デザインで実現するための取り組みを紹介します。
-
アイデアとリファレンスVIもサイン計画も、全体のシステムとして成立することが重要であり、その全体を一つのアイデアで構築することは困難です。そのため、プロジェクトごとに新しいアイデアを見つけることが大切であり、本講座では、アイデアを導くためのリファレンスの収集やアイデアの着想法について解説します。
(자동 구성) 가격이 인상됩니다.
カリキュラム
カリキュラム内容の
ご紹介
SECTION 01. 自己紹介・課題説明
01. 自己紹介
- 略歴
- 研究と実践 二軸の取り組み
- 実績紹介 実践編
- 実績紹介 研究編
- 本講座の方針
02. 課題説明
- 課題概要
- 参考事例紹介
- 本講座における用語の定義
SECTION 02. かたちを生み出す仕組み
03. フォームの生成システム1
- ユニットシステム 構成式と分割式
- 研究制作「白銀草図」
- ユニットによる造形演習
04. フォームの生成システム2
- ユニットによるフォーム生成
- グリッドによるフォーム生成
- 見立てや引用によるフォーム生成
05. アイデアとリファレンス
- アイデアの着想方法
- リファレンスの収集
SECTION 03. 課題制作
06. 課題制作の準備
- コンテクストの読み解き
- デザイン検討の準備
07. 課題制作_プラン全体の検討
- 基本ユニットを全体に展開する
- 全体プランの確認とコンセプトの策定
08. 課題制作_ロゴ1
- 書体の選定
- 作字の方法
09. 課題制作_ロゴ2
- ユニットによる作字
- ルールが生む特徴と展開性
10. サインデザインの基礎知識
- サインデザインの基本的な考え方
- サインの構成要素
- サインの種類
11. 課題制作_サイン計画1
- サインプロット
- サインの位置
- サインにおける書体
12. 課題制作_サイン計画2
- ピクトグラムの基礎知識
- カスタムピクトグラムの生成
13. 課題制作_サイン計画3
- 指⽰サインのデザイン
- 同定サインのデザイン
- 解説サインのデザイン
14. 課題制作_サイン計画4
- 図解サインのデザイン
- 地図のデザイン
- 規制サインのデザイン
15. 体験性のデザイン
- 体験に関わるデザインの取り組み
16. 課題制作_アプリケーションツール
- パターンの生成
- ツールへのパターン展開
17. 課題制作_ポスター1
- ポスターにおけるタイポグラフィ
- ビジュアルと文字との関係性
18. 課題制作_ポスター2
- スケールへの意識
- 情報伝達を越えたアート性
SECTION 04. 記録とプレゼンテーション
19. 記録とプレゼンテーション
- 竣工写真
- プレゼンテーション
SECTION 05. まとめ
20. 研究と実践
- 研究と実践の往復
*講座動画の公開時期や、カリキュラムのイメージ・内容などは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
インタビュー
グラフィックデザイナー
ゑ藤隆弘が
お話ししたいこと

該当の分野を勉強している方が一番難しく感じている点と、この講座を通してその点をどの様に解決できるでしょうか?
DTPや動画教材の普及などにより、専門教育を受けなくてもグラフィックデザインの制作が可能になってきました。さらに今後はAIの導入によって制作物の質的な平準化も進むでしょう。このような状況においてグラフィックデザインの専門家として仕事をするには、代替が難しい存在になるしかありませんが、これが簡単ではありません。私は、個のデザイナーとして仕事を継続するためには「理念・思想・哲学」、「固有の表現・方法論」、「実作品」の三つが必要だと考えます。作品や事例を集めた書籍、ハウツーやTipsだけを集めたサイトは数多く存在しますが、個人のデザイナーの理念と方法論、そして実作品の三つが関連している形で紹介される機会は多くないため、この講座がそのような機会になればと思います。
講師さまご自身は、勉強してきた中で難しかった部分、それを解決するためにどのような努力をされてきましたか?
学び始めは、何がわからないのかがわからず、わかっていても自分で実現できないもどかしさに直面します。私は今も常に難しさを感じながら研究し、実践しています。新しいメディア、新しい技術、新しい生活環境には戸惑うばかりですが、受け入れていくしかありません。最近では、公共サイン計画や書体の設計に携わることが増えてきたため、自分の知識や技術の不足を感じ、あらためて勉強することも多いです。それが努力といえるのかはわかりませんが、依頼された仕事に対して必要以上のもので応えたいと思っています。そのために今できる最大限のことをやるしかありません。
サイン計画を企画するにあたって、大切なポイントは何になりますか?
デザインプロセスについてお話しすると、まず、適切に解釈するための材料を揃えるために、プロジェクトを取り囲む物事を可能な限り洗い出します。コンテクストを読み解くと言っても良いでしょう。その上で、コンテクストとは無関係に考えたアイデアをそのプロジェクトにぶつけてみることで、新鮮さや意外性が生まれます。また、サインがその空間や建築のおまけのように見えては残念です。サインがあることで、その空間が成立するよう計画しなければなりません。そのためにはなるべく早い段階から、建築家やインテリアデザイナーと協働することも重要です。
講師さまがお考えになる、デザイン分野においてのサイン計画の市場性、展望についてお話しください。
サイン計画に限らず展示のデザインなど、空間に関わるグラフィックデザインの仕事は継続した需要があると思います。サイン計画で言えば、第一義に誘導や案内、解説といった視覚伝達機能が重要です。その次に、その場所の特徴を目に見えるようにすることや、アイデンティティの視覚化が求められます。さらに今後、要求されてくるのが利用者の体験に寄与することです。それは、インタラクティブなデジタルメディアなどの先進的な技術を活用しなくても可能です。講座内でも紹介していますが、グラフィックデザイン固有の手法をサイン計画に拡張することで、利用者に固有の体験を提供できるよう様々な取り組みをしています。
使用プログラムについて
ご案内します。
使用プログラムについてご案内します。
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
Adobe Illustrator CC以上
Adobe Photoshop CC以上

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