バランスを崩さず、高密度に仕上げる厚塗りテクニック
講座詳細
こんにちは、イラストレーターのチョン・ドユンです。私は個性のある人物表現と感情を盛り込んだ演出を目指し、絵は楽しむのが一番だというモットーの下、自分の楽しさを絵に入れ込むことを求めています。
今回の講座では高密度な厚塗りスタイルを通じて、人体構造と演出、感情を生かす方法のA to Zをお教えします。高密度なイラストを描きたい方々のためになっていただけたらと思い、実際のワークフローに沿って段階的に例題を実習しながら実践での感覚が磨けたら幸いです。
自分の作業時の強さは何だと思いますか?
厚塗りスタイル特有の密度と感度を調整する線と明暗の使いだと思います。全体的な構図と視線誘導の面で画面を細かく設計しながらも、感情とストーリーを盛り込む表現に集中しようとしています。複雑な演出よりは、直観的で簡潔な構成を好みますが、その中で人物の感情とシーンの流れが自然と伝わることを心がけています。
その強さが今回の講座にどう盛り込まれていますか?
今回の講座では単なる「絵が上達する方法」だけでなく、「見る人に伝わる絵の設計過程」を重点的に取り扱います。特に厚塗りスタイルの高密度なイラストにおいて、感情、演出、視線の流れをどう設計できるかを実際のワークフローに合わせてお教えします。単純に絵を真似して描くのではなく、なぜそのように描くべきかを自分で判断できるようにお手伝いします。
今回の講座の企画意図とポイントは何ですか?
今回の講座は理論を説明するよりは、絵を描く流れの中での判断基準をお見せします。私の基準を共有しますものの、あるスタイルに拘らずに応用できる方向性を提示します。トレンディな厚塗りだけでなく、イラスト全体の魅力を引き上げる完成度の高い構成要素を網羅してお教えします。
最後に受講生、クリエイターの後輩たちにメッセージをお願いします。
絵を描いていると、たまに行き詰まったり、自分だけ取り残された気分になる時もあります。やる気を失ったり、続くかどうか迷う時もきっとあると思います。しかし、結局のところ、諦めずに描き続ける人だけが自分のスタイルを探すのだと思います。今回の講座が、その旅道の中で「このような試みもできるのか」、「このような方法もあるのか」という感覚を取り返すことのできる経験になっていただけたら幸いです。

高密度で鮮明に、密度感のある厚塗りスタイルの実現方法
厚塗りスタイルの基本概念を掴み、密度感を生かすディテールなワークフローを学習します。鮮明な輪郭とペインタリーな描写をバランスよく活用し、未完成の絵も豊かに見える視覚的なバランスの取り方を身につけます。

クオリティを保つための人体比率の基準 & ポーズの構成
絵の全体的なクオリティを一定に保ち、基準になる人体比率を設定します。やりすぎ感なしでもドラマチックなポーズを設計するための基本ガイドを学び、構図の練習や人体の歪曲・比率の歪みを防ぐTIPを学習します。

感情と雰囲気を伝える画面演出 & 感情の設計方法
一つのシーンで人物の感情と雰囲気を伝える演出のノウハウ!背景、色、視線誘導などを活用した視覚的な構成方法を身につけます。ライティングと色温度の差を通じて感情の温度を調整し、心理的な距離感を設定する方法を学習します。

不要な要素はZero!説得力を高める図形の感覚
不要な要素は省き、メイン要素を中心に絵を設計する視線誘導の構成方法!構造を単純化し、描写は密度高く入れる図形の過程を経験します。視線を集める構図作りのスキルで絵の説得力を高めます。

雰囲気の密度を高める色味 & 明暗の活用ガイド
絵に立体感と重厚感を加える色味の設計 & 明暗の配置方法!強調したいムードに合わせて色味を設定し、多角的な明暗の組み合わせで人物と背景を見分けます。ブラシの選択、質感の調整を通じて思った通りのムードと完成度を調整します。

絵のクオリティを200%アップグレードさせる、レタッチのプロセス
ラフから彩色、仕上げのレタッチまで!全体的なワークフローを学び、物足りない絵を密度高く表現するコツを探します。自分の絵を分析して補完する過程を学び、絵の完成度を2~3段階も引き上げるレタッチのスキルを身につけます。
※下記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
※講座動画の公開時期や、カリキュラムのイメージ・内容などは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
- CLIP STUDIO PAINT 4.0.3
※円滑な受講のため、最新バージョンのご使用を推奨します。
01. デフォルメと人体比率、キャラクターの基準を立てる- 男女キャラクターの比率設定とドローイングの違いの理解 - シルエットを元にキャラクターの比率を決める - デフォルメ vs. リアルスタイル、ディテールの調整方法
02. 目を引く構図作りの訓練- 基本構図(三角形、対角線、中心対称)の視覚効果の実習 - 情報密度中心の配置で目を引く方法 - 目を止まらせるポイントと流れのリズムを作る
03. ラフと下塗りで完成度が決まる理由- ラフ段階で構造の正確度と情報の整理を並行する方法 - 下塗り段階で彩度と明度のコントラストでリズムを作る方法 - 彩色の前に完成度を80%まで引き上げるTIP
04. 色選び: コンセプトに合うパレットを作る- 感情別のカラーセットとグラデーションの活用 (例: ふんわり、不安、脅威) - 彩度及び色温度のコントラストで立体的な演出を設計する - 背景と人物色の距離感の調整でポイントを作る
05. 描写する部分 vs. 省略する部分を判断する方法- 視線が長く止まるところとスッと通るところを分ける基準 - 厚塗りにおける描写の強調方法の違い : 強調するところは情報量を増やす、あとはリズムを合わせる
06. 髪の毛、目、手のインパクト処理- 印象を決めるポイント(目、髪の毛、手)の優先順位及び彩色と明暗の強調方法 - 線なしでも形態が整えられるブラシテクニック
07. 腹筋中心の人体構造及び彩色の理解- 上半身中心の男子キャラクターの解剖学的な構造とドローイングTIP - 腹筋を情報量過多なしで印象的に表現する描写方法 (単色ブロック → 形態 → ライティングの流れで完成度を高める)
08. 厚塗り技法の密度調整方法- 輪郭の明確度と内面彩色の境界を調整する方法 - 厚塗りのように見えながらも、ぼやけない情報の設計方法 - ブラシエッジの鮮明度を調整することで立体感を作る
09. 単なる「綺麗な体」ではなく、ストーリーを持つ人体- 単純に理想的な体型ではなく、状況と脈略を盛り込んだポーズを表現する - 解剖学的な正しさより、「画面で生きているシルエット」を優先するアプローチ方法 - 各キャラクター人体の個性を生かす
10. 布越しに感じられる人体構造を作る- 服は体型を隠す同時に表す - シワと断面から分かる構造の方向性、圧迫、垂れを描写する基準
11. 高難度の構図において構造を保つ方法- ハイアングル、ローアングル、チルト構図において崩れない人体の設計 - 立体的な図形を通じた再構成の訓練方法 - 歪曲は生かすものの、下手には整えない感覚を磨く
12. 説得力のあるクローズアップの演出方法- 人物中心のイラストにおけるカメラ視点の構成方法 - 目、口、手などの配置を通じて感情を誘導する - フレーム内の余白を活用して集中度を高める
13. アクセサリー、衣装、エフェクトを活用した演出- 過度な情報量は避け、中心は強調する飾りの配置方法 - 動きと状況を説明するサブ要素及び小物の構成方法 (例: なびくリボン、ほこりの効果、光) - 視線の流れに合わせた要素配置の手順の理解
14. 企画から補正まで、イラスト全過程のまとめ- キーワードの選定 → ラフのシナリオ化 → 図形設計の流れの整理 - 下塗り → 彩色 → 補正の各段階でのチェックポイントの設定 - 補正の基準点 : 明暗、色温度、情報量
15. 言葉のないシーンの演出: 非言語的な感情の伝え方- 目、手先、体の方向で感情を仄めかすフレームを設計する - 説明なしで感情が伝わる構図・構造を作る - セリフなしで感情が推測できるカットを作る
16. 関係性を表す多人構成カットの設計- 手振り、体の方向、目の合わせで関係性を視覚化する - フレーム内の人物間の距離で親密感を設定する - 言葉なしでも感じられる感情演出の設計
17. 静的なシーンに緊張感を与える- フレーム内の構図、明暗のコントラスト、視線の交差で緊張感を与える - 光の方向と色で感情の温度感を設定する - 停止された構図の中にストーリー的な流れを入れる - 静的なポーズと光、構図の組み合わせで緊張感を与える
18. 低彩度、高密度なイラスト- 無彩色の系列で感情を表現する時に必要なポイントカラーの配置方法 - 彩度のコントラストを最小化した状態の中でもリズム感を保つ方法 - 明暗の分割で感情に深みを足す
19. 感情の温度差の演出: 色と距離の心理調整- 人物中心の温度感の配置 & 周りの人物または背景とのコントラストで感情を誘導する - 距離、フレーム内の位置で心理的な距離感を作る - ふんわり・脅威、親密感・断絶感を色と間隔で表現する
20. 絵画的な質感とデジタルブラシのミックス方法- テクスチャブラシと厚塗り筆致の組み合わせ方 - 荒い質感と整えられた領域のコントラストを演出する方法 - 意図的にアナログ感を足すブラシの使い方
21. 裏設定を仄めかす配置の演出方法- 背景オブジェクト、模様、痕跡などを通じてストーリーを仄めかす - 人物周りの小物のナラティブを活用する方法 - 「最初は気づかない情報」の配置公式
22. 視線の流れと距離感を考慮した背景割り及び圧縮技法- 背景と人物の距離、大きさ、比率を活用した状況の表現方法
23. ワンカットでプロローグを完成する- 「物語りの始まり」が感じられるシーン構成の公式 - 微妙な表情と背景の調和でプロローグを仄めかす - 次のストーリーが推測できる余白の設計 - 見る人に想像を促すカット設計の訓練
24. セルフフィードバックのチェックリストを作成する- 伝えたいのは何か?評価の基準を立てる - 視線の流れ、情報の密度、色のコントラストのバランスを点検する - 修正前 / 後を比較するための詳細リストアップ
25. フォロワーの絵のフィードバック- 客観的な視線を受け入れる方法 - フィードバックを受け入れて読み取る力を磨く - 自分の作品の大衆的な反応を分析する
26. 絵は描き続ける人が勝つ- 「絵が上手ですね」という言葉に隠れていること - SNSの反応に振り回されていた時間と、そこから得たもの - 様々なチャレンジと挫折、立ち直る方法