背景とキャラクターが鮮明に映える、透明感のある色設計ガイド
講座詳細

感覚ではなく構造で理解する、透明感のある表現の色設計ノウハウ
透明感のある表現を、単に彩度を上げたスタイルだと捉えるのはもう終わりにしましょう。本講座では、中明度・中彩度、そしてグレーの活用を軸にした色設計を学びます。鮮やかでありながらぼやけず、やわらかさの中にも芯のある透明感表現の原理を、構造的に理解していきます。

理論を実際の作品へとつなぐ段階ごとの応用トレーニング
学んだ概念を実際のイラストに適用する方法を自然に身につけていきましょう。明度理論、静物のカラースタディ、キャラクターの色合い、背景との統合など、理論学習にとどまらず自分の作品制作にも直接応用し活用できる制作基準を習得します。

主題を際立たせるコントラストと視線の設計ガイド
自然と視線が集まる画面をつくる方法!主題部と周辺部の色と明度差を意図的に設計してください。色のコントラストと面積の調整を通して、作品の集中度と完成度を同時に高めます。

作品のバランスを整える明度トレーニング&画面バランスの完成法
作品がどこか不自然に見える原因は、色の選択より明度のバランスにあります!色塗り前にまず明度を整理する練習を重ね、明度のグルーピングと単純化トレーニングを行います。明るさ・暗さが必要な箇所を的確に把握し、画面全体のバランスを整えていきます。

固有色を超え、状況に応じて設計する色の思考転換
固有色という固定観念はもう終わりにしましょう!光や環境、雰囲気によって変化する色の変化を体系的に整理します。明度とトーン、配色によって変わる対象の印象を実習で理解し、状況に応じた色の選択と組み合わせの基準を身につけます。

背景とキャラクターが調和する、透明感のあるイラストの完成プロセス
カラーラフから色の調整、仕上げの補正まで、透明感のあるイラストを完成へ導く制作プロセスを学びます。情報を削ぎ落とす補正とトーンを整えるノウハウを身につけ、プロの制作基準をもとに作品全体の完成度を高めていきます。
※下記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
※講座動画の公開時期や、カリキュラムのイメージ・内容などは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
01. 講座紹介- はじめのご挨拶 - 講座全体のカリキュラムおよび流れの紹介 - 講座の目標 - 色合い学習を始める前のご案内
02. 色を見る自分の基準を点検する- 自分は色をどのように捉えているか? - 物を見ながら色を観察する - 色を「感覚」ではなく「対象」として認識するトレーニング
03. 透明感のある画風とは何か- 透明感のある画風と印象派の関係 - 透明感のある画風の考え方と特徴
04. 同じ色を使っても雰囲気が変わる理由- 透明感を生む配色構造とグレーの活用 - 配色の面積を変えて印象を比較する - 同じ色で異なる印象をつくる
05. 固有色に対する固定観念を崩す- 「リンゴは赤」といった固定的な色認識を片づける - 状況と雰囲気によって色が変わる理由 - 固有色を柔軟に捉える視線を身につける
06. 色彩理論の基礎と色の役割- 色彩理論の基本概念をまとめる - 作品における色の役割を理解する - 理論を実践へつなぐ
07. よくある色のミスと原因分析- 初心者が繰り返しやすい代表的な色のミス - 問題を認識し修正するプロセス
08. むしろ色数を減らすことで良くなる理由- 色数と彩度制限の効果 - 制限の中で感覚を鍛えるトレーニング - 色の選択がしやすくなる構造づくり
09. 色より先に見るべき明度の話- 明度の概念と重要性 - 色と明度の関係を理解する - なぜ明度が色より先なのか
10. 明度のグルーピングと写真から明度を読む方法- 明度のグルーピングとは何か - 明度を単純化して見る方法 - 写真を活用した明度分析
11. 明度で色を調和させる方法- 明度を整えるだけで色が安定する理由 - 色の調和を明度で判断する方法 - 色に手を加える前に明度を整理する
12. 明暗の基本構造を理解する&色を適用する- 明暗の種類と基本概念 - 明暗領域を分ける基準 - 明暗構造の上に色を乗せる方法
13. 静物カラースタディのアプローチ- カラースタディを見る基準をつくる - これまでの理論を静物に適用する方法
14. 単体静物のカラースタディ実習- 一つの静物で色の流れを整理する - 色選択の基準と優先順位 - 重要ポイントを押さえる
15. 複数静物の関係性と色の流れ- 静物間における色の相互作用 - 全体の調和とコントラストをつくる - 色と構成がともに流れる基準
16. レファレンスからカラーパレットを作る- 様々なオブジェクトから色を抽出する - 実制作向けカラーパレットの構成と色の運用 - その色の組み合わせになる理由を分析する
17. キャラクターデザインと配色- キャラクターデザインに合う色を選ぶ - 明度と彩度による性格と雰囲気 - 色の変化による印象の比較と解釈
18. 雰囲気の良い色合いをつくる原理- 名画や印象主義作品から色を読み解く - 色がもたらす感情とムードの分析 - 雰囲気を生み出す色の共通点
19. キャラクターレンダリングと照明による色の変化- 光の強弱による色と雰囲気の変化 - 照明がキャラクターに与える影響 - レンダリングで色を調整する基準
20. 環境に応じた色の設定と完成度を高める描写方法- 環境に合う色の設定 - 描写を抑えながら密度を高める方法 - 色でディテールを表現する方法
21. カラーラフとイラスト企画- カラーコンセプトを軸にした企画プロセス - カラーラフで色全体のムードを設定する - 完成イメージを想定しながら判断基準をつくる
22. 背景とキャラクターの色の調和- 背景とキャラクターの色の関係 - 互いに浮かないよう調整する方法 - 視線の流れが崩れた際に立て直す色調整
23. イラストの完成度を高める色調整- 全体の色バランスをチェックする - ポイントカラーとコントラストの活用 - 雰囲気を整える色の修正
24. 仕上げの補正とディテール整理- 最終補正プロセス - 削ぎ落としながら完成度を高める - 全体のトーンを統一する
25. Outro&まとめ- 講座全体のまとめ - 色に対する学習を継続するために方向性をまとめる - 受講後の練習方法の提案
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
- Adobe Photoshop CC 2025 (英語版)
こんにちは、イラストレーターのDDINGUです。私はゲームイラストやキャラクター原画制作を中心に、フリーランスおよび講師として活動しています。幼い頃から多彩で美しい色が生み出す雰囲気に強い関心を持ち、色合いについて継続的に探究しながら、色が際立つイラスト制作を続けています。
本講座は色を整理し選択する方法によって作品の印象が大きく変わるという点について、私自身が実感してきた経験をもとに構成しました。色合いに悩んでいる方がより安定して色を扱えるようサポートし、様々な色彩を一緒に体験しながら、色とより親しくなれるきっかけになれば幸いです。
普段の制作において、ご自身の強みは何だと考えていますか?
私は色に対して生まれ持った才能があるタイプではないと思います。その代わりに、制作を続ける中で色についての試行錯誤を積み重ね、学習と分析を通して少しずつ色合いに対する感覚を培ってきました。そのため作品を見るときも感覚だけに頼るのではなく、色や明度、コントラストの役割を整理し、それを制作にどう落とし込むかというプロセスを大切にしてきました。こうした経験を通して色と作品を分析し、意図に合わせて色を整理しながら制作に反映させることが、私の強みだと考えています。
お話しいただいたご自身の強みは、本講座のカリキュラムの中にどう反映されていますか?
多くの方が色を難しく、漠然としたものに感じていると思いますが、私は色を上手く使うためには、実際にたくさん使いながら親しんでいく経験が何より大切だと考えています。そのため本講座では理論説明にとどまらず、学んだ内容をすぐに応用し、色合いをより気軽に扱えるような構成にしました。感覚に頼るのではなく、色を理解し整理するための基準を一緒に築いていくことで、皆さんの負担を少しでも軽くできればと思います。私自身も色に悩み、長い時間試行錯誤を重ねてきました。その過程で得た失敗やノウハウをカリキュラム全体に盛り込んでいます。本講座を通して色への不安を和らげ、理解と楽しさを感じながら、より自由に色を活用できるようになっていただければ幸いです。
今回の講座の企画意図と差別化ポイントは何ですか?
本講座では単に「この色を使ってください」といった決まった答えを提示するのではなく、なぜこの色を選んだのか、他の色はなぜそのように使われるのかを理解することに重点を置いています。色を真似して使うだけで終わらせず、制作のたびに自分自身で判断できる基準をつくることが目標です。そのため、配色の基礎から静物、そして一枚の完成されたイラストへとつながるプロセスまで、色を考える際に私が意識している手順と基準を段階的に共有していきます。色に対する思考とアプローチを一緒に辿っていくことで、様々な状況にも応用できる感覚と理解を自然に身につけていただければと思います。
最後に受講生や後輩に向けてメッセージをお願いいたします。
色を扱う過程はときに難しく大変に感じられるかもしれませんが、それゆえ自分だけの感性やムードを込め、個性を形にしていける大切な領域でもあります。ひとりで悩み続けるのではなく、本講座を通して一緒に方向性を見つけ、色を使う楽しさを感じていただけたら嬉しいです。試行錯誤の時間もまた、自分だけの作品へとたどり着くための自然なプロセスであることを忘れないでください。皆さんが表現したい作品にとって、本講座が小さな一歩になることを願っています。皆さんの大切な創作活動を心から応援しています。
現)フリーランスのイラストレーター 前)Neople「アラド戦記モバイル」の原画家 前)KASSAM ARTの講師 [参加プロジェクト] Neople「アラド戦記モバイル」のイラスト制作多数 NEOWIZ「ブラウンダスト2」のイラスト制作 その他、未公開イラストおよびキャラクターの原画制作多数
現)フリーランスのイラストレーター 前)Neople「アラド戦記モバイル」の原画家 前)KASSAM ARTの講師 [参加プロジェクト] Neople「アラド戦記モバイル」のイラスト制作多数 NEOWIZ「ブラウンダスト2」のイラスト制作 その他、未公開イラストおよびキャラクターの原画制作多数