VFXアーティスト,三宅智之_미야케 Details
今回の講座では、プロのチームが撮影した、実務レベルの素材を用いた本格的な映像制作を通して、Blenderを活用したリアルなVFX制作のノウハウをお教えします。
次に、コンポジットノード機能での光の演出方法や、カラーマネージメントができるACESを活用した素材ごとの色味の整え方、グリーンバック素材を使ったキーイングなど、CGを実写に自然に馴染ませるためのスキルを基礎からわかりやすく解説します。
最後に、DaVinci Resolveを活用して、エフェクトやフィルターを付けながらカラーグレーディングを行い、よりリアルな世界観を完成させます。
映像制作歴15年の三宅智之に学ぶ、Blenderを使った迫力のあるVFX制作スキルやワークフローをColosoで体験してください!

講座特徴
本数:25本の映像
難易度:初級・中級
無期限視聴

使用プログラム
Blender
DaVinci Resolve(無償版)
※Blenderのバージョンに関しては、3.6以上を推奨します。
※DaVinci Resolveのバージョンに関しては、18.5以上を推奨します。

動画情報
オンラインVOD
オーディオ:日本語

講座特典
作品数:1点
撮影素材RAWフッテージ
CGレンダリング素材
CGモデルデータ
三宅智之のポートフォリオ
講座の例題
例題に沿って学ぶ本格的なVFX制作スキル
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プレビズ
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企画書作り
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ノードコンポジット
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モデリング
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撮影
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グレーディング

最終完成作品
※上記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
三宅智之
VFXアーティスト
こんにちは。VFXアーティストの三宅智之です。現在はフリーランスのクリエイターとして活動しています。 主にVFX・3DCGを用いた映像制作や演出が得意で、撮影・イラスト・デザイン・造形・空間演出などに携わっています。
映像の世界にのめり込んだきっかけは、小学生の頃に見た、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」と短編映像「巨神兵東京に現わる」です。私の中には、VFXと特撮(SFX)両方の血が流れています。
2023年の現在で、映像制作歴は15年、3DCGソフトのBlenderとはかれこれ12年の付き合いとなります。最近では、映画やCM、MV、PVの仕事に加えて、専門誌CGWORLDのライターやカメラマンなども行っています。
私は「理論の上に表現あり」をモットーに作品作りを行っています。よろしくお願いします。


三宅智之
現) VFXアーティスト
【受賞歴】
平成28年度 総務省「異能vation」採択
【参加プロジェクト】
映画 『シン・仮面ライダー』 デジタルアーティスト
短編PV 『YouTube Rewind in JAPAN 2021』 VFXスーパーバイザー
映画 『シン・ウルトラファイト』 8話 CGディレクター
映画 『TANG タング』 劇中2Dアニメーション コンポジット
アトラクション 『ゴジラザ・ライド』 3DCG制作協力
この講座のポイント
実践的な素材を用いてVFXのスキルを習得
プロのチームによって撮影された映像素材を用いて、VFXの実践的なスキルを身に付けます。また、実践を通して、実務でどのような課題が出て、それをどのように対処するのかを段階別に紹介します。

実写に溶け込むCG素材作り
VFX制作では、実写とCG素材のバランスが大切です。ラフスケッチで世界観を決め、必要なCG素材を洗い出すことで、実写に馴染むリアルなCG素材を制作することができます。本講座では、Blenderの様々な機能を使ってCG素材を制作し、クオリティーの高い作品作りを目指します。

「光」を理論で固めて表現で崩す方法
科学で説明できる「光」を、表現のために自由自在にコントロールするのがVFXアーティストです。光や影が、なぜそうなるのかといった理論を理解した上で、リアルで魅力的な演出を行う方法を身に付けます。

講座内容
下記のような内容を学べます。
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VFXのワークフロー企画から撮影、納品まで、VFX映像がどのような流れで作られていくのかを学びます。全く見たことのない街でも、街全体の地図があれば怖くないため、まずは、VFXの地図を手に入れて、俯瞰してVFXを眺めてみましょう。
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トラッキングで動きを追うコツトラッキングはVFXの花形です。動きさえ合えば、「そこにある実在感」を表現することができます。Blenderを使って、カメラとCG、被写体とCGなど、あらゆるものの動きを合わせるテクニックをお教えします。
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カラーマネジメントと色合わせ色のコントロールは、VFXの要となります。CG臭さを減らし、その場にあるように見せるためのスキルを伝授します。特に、色合わせを支える理論であるカラーマネジメントについて、ベースにある色彩工学の触りの部分から、分かりやすく噛み砕いて解説します。
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キーイングとロトスコープで抜き取る工程背景布と実写を分離、つまりキーイングする工程において、なぜ背景布に緑を使用するのかを理解し、効率よく作業するコツを身に付けます。また、単純作業になりがちな手切りのロトスコープの、効率化の秘訣を伝授します。
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コンポジットで重ねるスキルVFXコンポジターという職業があるほど、映像やCGをどう重ねるべきか、どう演出すべきかを考える工程は非常に大切です。カメラやCGの知識から、なぜ・どのような処理を加えるのかを解説します。
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VFX撮影の考え方VFXチームの仕事は、デスクワークに留まりません。料理人が素材にこだわるように、VFXも実写素材やCG素材など、素材がとても重要です。現場で何を記録する必要があるのか、撮影でVFXチームが考えるべきことは何かについてお伝えします。
(자동 구성) 가격이 인상됩니다.
カリキュラム
カリキュラム内容のご紹介
SECTION 01. 空想を描くVFX
01. イントロダクション
- 自己紹介
- 本講座の流れ
02. VFXとは
- VFXとはどんな技術か
- 基礎技術と自由な発想
03. ラフスケッチ
- 物語からコンセプトを決める
- ラフモデリングとスケッチ
SECTION 02. 撮影のヒント
04. VFXにおける撮影
- VFXはデスクワークに留まらない
- 機材とVFXの関係
05. 撮影準備
- 資料作成
- 撮影が行われるまで
06. 現場で記録すべきもの
- VFXチームが現場で集めるべき情報
SECTION 03. 素材調達
07. フォトグラメトリ
- フォトグラメトリの方法
- フォトグラメトリモデルの最適化
08. モデリング
- 建物のモデリング
- マテリアル作成
09. マットペイントを作成する
- 3DCGの強みと2DCGの強み
- マットペイント
10. ライティング
- 再現と演出
SECTION 04. トラッキング
11. 本番素材でのトラッキング
- 本番素材でのトラッキング
- 精度を上げるコツ
- スキャンモデルと合わせる
12. 難しい素材のトラッキング
- トラッキングが難しい素材の扱い方
SECTION 05. シーンを作る
13. Blenderファイルを合わせる
- 2つのBlenderファイルを合わせる
14. シーン制作
- シーン制作の細かいテクニック
- 最終調整
15. アニメーション制作
- スキャンモデルにリグを入れる
- 現実味をもたらすアニメーション
SECTION 06. コンポジットの基礎
16. ノードコンポジットの基礎
- ノードのジャンルについて
- 作り、調べ、身に付ける
17. カラーマネジメントの基礎
- カラーマネジメントとは
18. ACESの概念と使い方
- 作例で学ぶACES
- 各ソフトの設定
SECTION 07. キーイングとロトスコープ
19. キーイング実践
- キーイング実践
- アルファとカラーを分けて考える方法
- 機材とキーイングの関係
20. ロトスコープ
- ロトスコープの基本
SECTION 08. 色合わせ
21. 要素を分けて考える
- 色空間
- 露出
- 色温度
- 光と影
22. 色合わせのテクニック
- カラーチャートとHDRI
- 確認の方法
SECTION 09. 絵作り
23. 2段階に分ける絵作り
- コンポジットの絵作り
- カラーグレーディングの絵作り
- 絵作りを2段階に分ける理由
24. カラーグレーディング
- カラーグレーディングの流れ
- カラーグレーディングのテクニック
SECTION 10. おわりに
25. おわりに
- 使うべき手法はあるが、正解はない
- たくさん見て、たくさん作る
*講座動画の公開時期や、カリキュラムのイメージ・内容などは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
インタビュー
VFXアーティスト
三宅智之が
お話ししたいこと

該当の分野を勉強している方が一番難しく感じている点と、この講座を通してその点をどの様に解決できるでしょうか?
VFXは、何をしているのか分からない、どこから学び始めたらいいのかも分からない、という印象を持たれがちな映像技術です。そもそも、VFXに必須の実写撮影が、初心者にとって大きなハードルになっています。スマホで撮影したデータは処理が難しく、プロ用のカメラは非常に高価です。この講座では、はじめからプロのチームが撮影した、実務レベルの素材で学び始めることができます。その上で、VFXのワークフローを俯瞰して眺めながら学び、躓かないようにVFXに対する解像度をゆっくりと上げていくことができます。
3DCGを勉強するきっかけを教えてください。
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のメイキングを見たことがきっかけです。メイキングの中で、映画の監督である山崎貴氏が、「VFXとは、実写だけで撮影が難しいような映像をCGやミニチュア、実写素材を組み合わせて作り出す技術だ」とお話しされていました。当時小学校低学年だった私は、これを聞いてVFXというテクノロジーの素晴らしさに感動し、VFX業界を目指すことにしました。
3DCGを表現するにあたって、大切なポイントは何になりますか?
VFXにおける3DCGは、実写に見えることがもっとも大切です。実写に見えるCGを作るために大事なことは、現実を観察することです。なぜここに汚れがたまるのか、なぜこのような風景になるのか、など、観察し裏の物語を推測することで、表現したいものに実在感をもたせることができます。
受講生に向けてメッセージをお願いいたします
VFXは、空想を映像で叶える魔法の架け橋です。VFXを扱うことができれば、夢に見た景色や体験を、臨場感を持って表現できます。映像は、総合芸術と呼ばれることもありますが、VFXはそんな映像技術の中でも、特段広い領域にまたがっているので、表現する楽しさや、ものづくりの楽しさを存分に味わうことができる分野です。こういった技術は難しいと思われがちですが、俯瞰して見ることができれば怖くはありません。この講座を通して、一緒に空想の扉を開いてみましょう。
使用プログラムについてご案内します。
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
- Blender
- DaVinci Resolve(無償版)
※Blenderのバージョンに関しては、3.6以上を推奨します。
※DaVinci Resolveのバージョンに関しては、18.5以上を推奨します。

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