課題を解決へ導くアートディレクションノウハウ
講座詳細

コンセプトを軸にしたデザイン設計
アートディレクションにおいて最も重要なのは、軸となるコンセプトの設定です。コンセプトを明確に定めたうえで、その考えを貫きながら表現へと落とし込んでいくことが、強度のあるアウトプットにつながります。その一貫性を保つことの重要性について学びます。

アイデア×デザイン
どんなデザインにも、必ず核となるアイデアが必要です。なんとなく形にするのではなく、明確な意図や発想をもとに構築していくことで、説得力のあるデザインが生まれます。アイデアを軸にデザインを組み立てていくための考え方や思考プロセスを解説します。

自分らしい表現の探求
物事をオリジナルな視点で捉え直し、その解釈をデザインへと落とし込むことが、自分だけの表現を生み出す第一歩になります。既存の価値観にとらわれずに視点を磨き、デザインの中に独自性を見出していくことの重要性についてお伝えします。

キービジュアルの映像化
強いビジュアルは、それだけで長く見続けても飽きさせない力を持っています。印象の核となるビジュアルが明確であるほど、そこから広がる表現にも一貫性と説得力が生まれます。強度のあるビジュアルを軸に、映像を制作します。

ブランドの構築
ブランディングとは、単に見た目をデザインすることではありません。ブランドのコアとなる価値や思想を見つけ出し、それを言語化し、可視化していくプロセスです。そのコアの見つけ方から言語化・可視化の方法までを解説します。さらに、抽象的な概念をどのように具体的なデザインへと落とし込み、ブランドの世界観を構築していくのかをお教えします。

ビジュアルコミュニケーション
私たちがデザインするものは、誰かとコミュニケーションを取るために存在しています。相手に正しく伝わり、心を動かすためにどのようなビジュアル表現が必要なのかを整理し、その探し方と考え方について解説します。
※上記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
01.Introduction:アートディレクターの仕事-自身の仕事から見えるアートディレクターの役割と存在について
02.デザインではなくなぜアートディレクションなのか-アートディレクションの成り立ちとこれから求められること -コンセプト×アイデア×デザイン
03.アイデアへのアプローチ-考え方を知ればアイデアは怖くない -脳の水平移動 論理的思考/直感的思考/経験
04.事例から見るアートディレクション1-1-アートファクトリーで実践したこと① -クライアントの課題と自分の課題
05.事例から見るアートディレクション1-2-アートファクトリーで実践したこと② -ファクトに基づいたアイデアを形にする
06.事例から見るアートディレクション2-1-旭化成の広告キャンペーン① -BtoB企業の課題の考察 -本当に効く広告コミュニケーション
07.事例から見るアートディレクション2-2-旭化成の広告キャンペーン② -プランニングを超える実制作での発見
08.事例から見るアートディレクション3-1-KUBOTA AGRI FRONTのビジュアルコンセプト① -本質を見極めコンセプトを導く
09.事例から見るアートディレクション3-2-KUBOTA AGRI FRONTのビジュアルコンセプト② -ビジュアルアイデンティティの構築
10.事例から見るアートディレクション4-TCC年鑑のブックデザイン -コンセプトを軸にビジュアルを展開する
11.BRANDINGとはデザイニングではない-ブランド構築に必要なものとは
12.Workshop1-1 Branding-新しいウイスキーのブランドを構築する① -ブランドの目指すべき姿の考察
13.Workshop1-2 Branding-新しいウイスキーのブランドを構築する② -ブランドを表現するためのデザイン
14.Workshop2-1 シンボルマーク-団体のシンボルマークをデザインする① -デザインをする前にアイデアを考える
15.Workshop2-2 シンボルマーク-団体のシンボルマークをデザインする② -アイデアをデザインデザインに落とし込む
16.Workshop3-1 広告-広告制作のコンセプト&デザイン① -アイデアからプレゼンテーション
17.Workshop3-2 広告-広告制作のコンセプト&デザイン② -撮影からデザインへ
18.Workshop4-1 キービジュアル&映像-ビジュアルアイデアから映像を作る① -強いビジュアルは映像としても成立する
19.Workshop4-2 キービジュアル&映像-ビジュアルアイデアから映像を作る② -グラフィック的な手法の映像制作
20.まとめ-アートディレクターになるために
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
- Illustrator 2026
※プログラムの注意事項必要に応じて作成
こんにちは、アートディレクター 中嶋貴久です。電通のアートディレクターとして資生堂、Panasonic、旭化成、メルセデスベンツなどのナショナルクライアントをはじめ多くのクライアントの広告キャンペーンの制作に携わってきました。電通から独立後は大小様々なクライアントの課題と向き合い、アートディレクションを基軸としたブランド構築、ビジュアルコンセプトの策定からCIやパッケージデザインといったグラフィックデザイン全般、TVCMやプロモーション映像など幅広く手掛けています。代表作として旭化成の企業広告キャンペーン、kubotaの企業広告キャンペーン、アートファクトリーのグラフィック、Japan Fashion Weekのキービジュアル及びプロモーションムービー、Honda SPORTS、ALBIONのブランド広告などがあります。この講座では、アートディレクションの基礎から実践までお話します。
講師さまがお考えになる、デザイン分野の市場性、展望についてお話ください。
AIが普及し、進化を続ける中で、及第点のデザインは次第に価値を失っていくでしょう。では、その時に私たちの価値とは何か。私たちがふと生み出す表現やデザインは、AIから見れば“バグ”のようなものかもしれません。しかし私たちは、その“バグ”を意図して生み出すことができる存在です。それは単なる偶然ではなく、経験や感性、思想の蓄積から生まれる選択でもあります。その領域を追求し続けることこそが、これからますます重要になっていくのだと思います。
グラフィックデザインを勉強するきっかけを教えてください。
現在ではWEBやSNSなど多様なメディアが存在していますが、私が学んだ頃のデザインは今よりもシンプルで、ポスターを作ることがデザイナーにとっての花形でした。紙一枚にすべてを込める表現力が求められ、その完成度が評価の基準でもあった時代です。そんな中で私は、ポスターを作ることそのものよりも、その先にある「クライアントの課題をどう解決するか」という視点の重要性に気付き、アートディレクターを志すようになりました。
講師さまご自身は、勉強してきた中で難しかった部分、それを解決するためにどのような努力をされてきましたか?
自己実現や自分が本当に作ってみたい表現と、実際にクライアントが抱えている課題との間には、時に大きな隔たりがあります。理想と現実のあいだで葛藤することも少なくありません。しかし、そのジレンマの中でもがき、試行錯誤を重ねるからこそ、両者が交わるポイントが少しずつ見えてくるのだと思います。自分の表現を一方的に押し通すのでもなく、課題解決だけに寄り添いすぎるのでもなく、そのあいだにある最適な接点を探し続ける過程こそが、クリエイターとしての成長につながるのではないでしょうか。
該当の分野を勉強している方、この講座を受講しようか悩んでいる方は、どういう部分を一番難しいと思っているでしょうか?本講義を通じて、そのような部分をどういう風に解決できるでしょうか?
アートディレクションは概念的な側面が強いため、最初は少し捉えづらく感じられるかもしれません。しかし、考え方やプロセスを整理していけば、その役割や重要性は自然と見えてきます。デザインに入る前に、目的や課題、伝えたい価値を明確にすることが、アウトプットの質を大きく左右します。本講座では、デザインする前段階の思考整理の重要性を学んでいただければと考えています。
1998年東京藝術大学デザイン科大学院修士課程修了。同年電通入社。 2013年、電通から独立しnakajima takahisa design inc.設立。2018年よりsora代表。 東京アートディレクターズクラブ会員 日本グラフィックデザイナー協会会員 女子美術大学デザイン工芸科教授 [受賞歴] 東京ADCグランプリ(2010) 東京ADC賞(2008/2010) JAGDA新人賞(2005) NYADC賞(2015) 朝日広告賞 グランプリ(2007) 日経広告賞 グランプリ(2007/2009/2018) 日経広告賞 環境大臣賞(2009) 毎日広告デザイン賞 最高賞(2007) 読売広告賞 最優秀賞(2014) フジサンケイ広告大賞 最優秀賞(2007) 新聞広告賞 最高賞(2007) 東京新聞広告賞 グランプリ(2017) 他多数 [審査員] 東京ADC(2012-) 札幌ADC(2012) 東京TDC(2013/2014) 日本広告写真協会(2014) JAGDA学生グランプリ(2016) 国際園芸博覧会公式ロゴ(2022)
1998年東京藝術大学デザイン科大学院修士課程修了。同年電通入社。 2013年、電通から独立しnakajima takahisa design inc.設立。2018年よりsora代表。 東京アートディレクターズクラブ会員 日本グラフィックデザイナー協会会員 女子美術大学デザイン工芸科教授 [受賞歴] 東京ADCグランプリ(2010) 東京ADC賞(2008/2010) JAGDA新人賞(2005) NYADC賞(2015) 朝日広告賞 グランプリ(2007) 日経広告賞 グランプリ(2007/2009/2018) 日経広告賞 環境大臣賞(2009) 毎日広告デザイン賞 最高賞(2007) 読売広告賞 最優秀賞(2014) フジサンケイ広告大賞 最優秀賞(2007) 新聞広告賞 最高賞(2007) 東京新聞広告賞 グランプリ(2017) 他多数 [審査員] 東京ADC(2012-) 札幌ADC(2012) 東京TDC(2013/2014) 日本広告写真協会(2014) JAGDA学生グランプリ(2016) 国際園芸博覧会公式ロゴ(2022)