基礎力を身につけるカッパープレート体カリグラフィー&植物イラスト
講座詳細

ペンの位置・角度・姿勢
カッパープレート体特有の傾きをきれいに表現するには、ペン先の向きや角度を正しく保つことが大切です。間違った持ち方は書きにくさにつながるだけでなく、繊細なペン先を傷めてしまう原因にもなります。無理のない姿勢と正しいペンの位置を身につけ、ストレスなく美しい線を引ける土台を整えていきます。

基本の線の練習
文字は、いくつかの決まったストロークの組み合わせでできています。個々の文字を学ぶ前に、この基本となる動きをしっかり反復練習します。ここで身につけた感覚が、その後に書くすべての文字の美しさにつながります。一見シンプルな練習の中にある重要なポイントを、理由とともに分かりやすく解説します。

呼吸を意識して文字を書くコツ
太い線と細い線が交互に現れるカッパープレート体では、「呼吸」が文字の安定を左右します。呼吸を意識することで指先の余計な力が抜け、力加減がしやすくなります。講義では、実際の書くスピードに合わせた呼吸の取り方を紹介し、リズムに乗って文字を書く感覚を身につけていきます。

文字の振り返り(自己チェック)
書いた文字を客観的に見直す「振り返り」は、上達に欠かせない大切な工程です。手本とのわずかな違いを見逃さず、ルールに合っているかを自分で確認する方法を学びます。理想の形を正しく理解し、直すべきポイントを具体的に把握することで、無意識の癖を減らし、安定して完成度の高い文字を目指せるようになります。

作品づくりから本番を経験
小さなカード一枚でも、作品として仕上げる経験は大きな成長につながります。練習とは違う用紙やインクの使い心地、そして本番ならではの緊張感。そうした実制作で起こる変化にどう対応するかを学びましょう。素材の特性を理解し、自分の技術を作品として形にする力を磨いていきます。

作品づくりから構想まで
作品づくりは、「何のために書くのか」という目的や構想を考えるところから始まります。一度で完成させるのではなく、試しながら直し、少しずつ質を高めていく過程こそが創作の大切な部分です。完成までの試行錯誤を楽しみつつ、構成の考え方を具体例とともに紹介し、受講後も自分で考え続けられる表現の思考法を身につけていきます。
※上記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
01. 自己紹介・講座内容について- カリグラフィーとの出会いとこれまで - カリグラフィーとは - 講座の内容
02. カッパープレート体の紹介- 書体の説明
03. 道具紹介/ポインテッドペンの使い方- ポインテッドペン(ペン先 / ペン軸)の説明 - ポインテッドペンの使い方 - インク/用紙について
04. ストローク練習- 小文字に使う直線や曲線の練習
05. a〜nまでの書き方- a〜nまでの書き順と美しく書くポイント
06. o〜zまでの書き方- o〜zまでの書き順と美しく書くポイント
07. 文字の繋げ方と文字の間隔- 文字と文字の繋げ方の説明→練習
08. 単語の書き方- 単語を書く練習
09. カード作り- 「merci」と「love」のミニカード作り
10. 単語間のスペーシング- パングラムを使って小文字と単語間のスペーシングの練習
11. ストローク練習- 大文字を書く前のウォームアップ練習
12. A~Nまでの書き方- A〜Nまでの書き順と美しく書くポイント
13. O~Zまでの書き方- O〜Zまでの書き順と美しく書くポイント
14. 大文字のバリエーション紹介- バリエーションの紹介
15. A〜Nではじまる単語の書き方- 大文字から始まる単語の書き方(A-N)
16. O〜Zではじまる単語の書き方- 大文字から始まる単語の書き方(O-Z)
17. ネームプレート作り- ネームプレートの作り方
18. 単語とフレーズの書き方- 単語とフレーズの書き方
19. フレーズを使ったタグ作り- 「Thank you」を2行で書きタグに仕上げる
20. 文章の書き方- 文章の書き方を説明
21. 数字0〜9の書き方- 0〜9までの書き方
22. アルファベットのまとめ- アルファベットをA4一枚にまとめる(記録用)
23. 日々の練習について- 学んだ文字を継続的に練習する方法
24. フローリッシュの説明とウォームアップ練習- フローリッシュの説明 - 流れる線の練習
25. フローリッシュを入れた文字- 文字にフローリッシュを入れる
26. フローリッシュを入れた単語の練習- フローリッシュの練習
27. モノグラムのデザイン- 2つの文字を使ってモノグラムを作る
28. フローリッシュを入れたフレーズ- フレーズにフローリッシュを入れる
29. ラッピングペーパー作り- フローリッシュを入れた文字と装飾を使ってラッピングペーパーをデザイン
30. フローリッシュを入れた文- 1.文を書く - 2.鉛筆でフローリッシュのデザインをする - 3.デザインしたものを最初からしっかり書き再度調整 - 4.デザイン確定後清書をし、作品に仕上げる
31. 花や葉などのモチーフの描き方- 文字に合うシンプルな植物イラストの描き方
32. 装飾ボーダー/装飾フレームの描き方- 装飾ボーダーと装飾フレームの描き方 (カード/封筒使用)
33. リースの描き方 ポインテッドペン使用- ポインテッドペンでミニリースを描く
34. リースの描き方 ミリペン使用- ミリペンでリースを描く
35. カリグラフィーの可能性- モノラインカッパープレートの紹介 - ブラッシュカッパープレートの紹介 - ポインテッドペン以外を使用した作品例
36. 講座の振り返りとアドバイス- 講座の振り返り - 講座終了後のアドバイス
当講座は、以下のツールを使用します。
【必要なもの】
- ペンホルダー
- ペン先
- インク…練習用
- レポートパッド
- 鉛筆
- 消しゴム
- カラーペン
【必要に応じて用意するもの】
- 定規
- 水彩用紙
- カラー用紙
- トレーシングペーパー
こんにちは、カリグラファーのmakikoです。アイルランド旅行中に目にした美しい文字に心奪われ、カリグラフィーの世界へ歩み出しました。数ある書体の中でも、かつて最も苦手としたカッパープレート体が今では一番自分に合う書体となりました。自身の弱点を克服する過程で得た「基礎から学び直すことの重要性」と「手書きの楽しさ」を皆様にお伝えしたいと思います。
本講座では、文字の習得に留まらず、主役を引き立てる植物イラストについてもご紹介します。デジタルが主流の現代だからこそ、手書きの価値はかつてないほど高まっています。静かに文字を綴る癒やしの時間を楽しみながら、大切な人へ想いを届けるための表現方法を、私と一緒に学びましょう。
本講義を制作する上で、講師さまのみの強みがあれば、どういう部分ですか?
私自身、文字に関する勉強や練習は今も続けており、海外のオンラインレッスンに参加するなど、学ぶ側の立場も多く経験しています。これまでの受講経験をもとに、重要なポイントを重視したカリキュラムを作成しました。文字については、さまざまなスタイルの中から中間的でシンプルな文字をお手本として設定しています。まずはシンプルな形をしっかり学んだうえで、自分らしい文字表現へと発展させる方法もお伝えします。
講師さまご自身は、勉強してきた中で難しかった部分、それを解決するためにどのような努力をされてきましたか?
私自身、カッパープレート体が苦手で、もう一度最初から学び直した経験があります。うまく書けなかった最大の理由は、基礎力が身につく前にどんどん先へ進んでしまったことでした。学び直した際には、基本の線の練習に多くの時間をかけました。基礎力をしっかり身につけることが、上達へのいちばんの近道だと感じています。
カリグラフィーを書く際、どの部分に一番力を入れていますか?また、それを表現するスキルにはどのようなものがありますか?
カッパープレート体は先の尖ったペン先を使い、髪の毛よりも細い線を書くため、その日の体調や感情が表れやすい書体です。力を抜いてリラックスして書くことが重要ですが、集中して間違えないようにしようとすると、どうしても力が入ってしまいます。講座でも触れますが、呼吸を意識し、リラックスした状態で書くことがとても大切だと考えています。
受講生に向けてメッセージをお願いいたします。
近年はデジタル化が進み、紙に文字を書く機会が減っています。だからこそ、手書きの価値はより高まっていると感じます。贈り物にカリグラフィーのカードやタグを添えると、とても喜ばれ、感動されることもあります。また、ゆっくりとしたペースで文字を書く時間は、心を落ち着かせる癒しのひとときにもなります。自分自身や周りの人を幸せな気持ちにできる美しい文字を、ぜひ一緒に学びましょう。
現在、カッパープレート体の勉強を続けながら自分スタイルのデザインを表現し続けている。 2017年からカッパープレート体にフォーカスした学びを始め、同時に文字に合うイラストのデザインを始める。 2003年にカリグラフィーの学びを始める。 【制作実績】 ・スタンプ、シール、マスキングテープのイラストデザイン ・ショップロゴのデザイン ・ウェディングロゴのデザイン
現在、カッパープレート体の勉強を続けながら自分スタイルのデザインを表現し続けている。 2017年からカッパープレート体にフォーカスした学びを始め、同時に文字に合うイラストのデザインを始める。 2003年にカリグラフィーの学びを始める。 【制作実績】 ・スタンプ、シール、マスキングテープのイラストデザイン ・ショップロゴのデザイン ・ウェディングロゴのデザイン