ゼロからお話を作ってマンガとアニメの両方を完成させるまでの講座
講座詳細
発想からアニメ化・マンガ化まで!一人で作品を立ち上げる実践フローを公開!
講師である私自身が、物語の発想、シナリオ、絵コンテ、ビデオコンテ、レイアウト、アニメーション、マンガ、キービジュアル製作までを横断して実演します。隣接領域に挑戦することで何が見えるのか、実例として二つの例題作品を作る過程を通してお見せします。

「好き」と「最小単位」で作る自分だけの物語
自分の「好き」と「物語の最小単位」を掛け合わせて、「自分だけの物語」を短編として作成します。頭の中のアイデアを「テキストプロット(字ネーム)」として書き切り、自分発信のIP(知的財産)の種を生み出します。短編のテキストプロットであれば、数時間で書き上げることができます。できる限りハードルを下げた、物語の作り方をお教えします。
アニメとマンガの双方に変換できる「絵コンテ」をテキストプロットから作成する
実は、テキストプロットを最後まで描き上げた時点で、すでに大きく前進しています。テキストプロットを右に置き、左に絵を描いていくだけで、絵コンテは完成します。さらに、マンガもアニメも、それぞれのルールに従ってこの絵コンテの内容を展開していくだけで、作品として形になります。作品制作の要となる、絵コンテの描き方をお伝えします。
シルエットから削り出すキャラクターと世界観デザイン
必要最低限の「素体知識」と「単純立体」のルールを武器に、シルエットからキャラクターや建築物などをデザインします。また、「近景・中景・遠景」もシルエットでとらえることで、軽やかに世界観を表現したイメージボードやコンセプトアートを描く方法も学びます。
広角と望遠の知識と超強力な作画技法「空間ビート」でレイアウトを描き切る
消失点から絵を作る方法はNGです。見せたい配置から逆算する画面作りと、広角・望遠レンズの知識をお伝えします。さらに、アニメ私塾・室井康雄氏が考案した、パース線のいらない強力な空間作画技法「空間ビート」を用いて、映画的で説得力のあるレイアウトの設計方法を解説します。
一つの物語を「アニメ」と「漫画」の両方へ翻訳する
作成した絵コンテをもとに、「ビデオコンテ」と「マンガネーム」という、異なる2つのメディアへ出力・翻訳する技術を実践します。また、クライマックスシーンをそれぞれアニメーション化し、完成原稿として仕上げる過程もお見せします。
※上記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
01.自己紹介と本講座のゴール‐自己紹介 ‐本講座のゴールの共有
02.「完走力」と「スキル越境」のすゝめ 〜70%でひとまずOKの思考法〜‐作品を完走させるために必要なマインドセットの解説 ‐70%でひとまず完成させることのメリット ‐70%でまずは作品を完成させたものが、つぎの100%を創る ‐上級者におくる「スキル越境のすゝめ」 ‐70%の自信でいい、隣接領域へ跳び込め ‐全部できなくてもいい、でも全部を見ろ!これからの時代の新しく強力な武器となる!
03.「最強最速の上達の方法論」 〜作品完成と練習のループ、全ての技術は「模倣」から始まる〜‐作品を完成させることがスキルの上達にとって最大の効率を引き出すことを解説 ‐技術の習得において「模倣」が最も大切であることを力説します ‐作品の完成とその後の練習(模倣)のループこそが最速の上達法であることを説きます
04.使用ツールと全体のワークフロー ‐本講座で使用するCLIP STUDIO PAINTとToonSquidの基本概要。 ‐企画からコンテ、映像・漫画への出力まで、どのような手順で作業を進めていくかのロードマップを解説します。
05.ゼロから生み出す「あなただけの物語」 〜「物語の最小単位」〜‐物語の種とは、あなたの「好き」と「フェチ」 ‐メモの効用、あなたの「好き」を探る ‐「好き」から作る世界観とキャラクター ‐まずは短い話を作ると決めよう ‐「物語の最小単位」最低限これだけあれば成立する物語の最小要素を解説 必要なのは三つだけ「主人公の欠落が埋まる」「障害を乗り越える」「主人公が変化する」
06.補講:そのほかの様々な物語 戦後日本エンターテイメントの歴史‐その他の物語のジャンルと形式を概説、さらなる物語造りへの接続 ジャンル:昔話(竜退治の物語、シンデレラ類型)、神話、行きて帰りし物語、ホラー、ミステリー、探偵もの 形式:短編アニメ、漫画投稿作、長期連載、長編ドラマ、映画、小説、Web漫画 ‐戦後日本エンターテイメントの歴史の概説 単純な勧善懲悪から機動戦士ガンダムの相対主義へ、ラスボスの絶対化、エヴァンゲリオンにおける少年物語の挫折、 セカイ系、癒しとしてのハーレムもの、空気系、戦い続ける魔法少女たち、内面からの脱出とループもの、 決断主義とバトルロイヤル、脱英雄の物語、サバイバルと新世界系、脱現世のなろう系物語、最新の物語「超かぐや姫」
07.まずは「文字」から 〜テキストプロットの作成〜‐テキストプロット(字ネーム)の作成 ‐物語の展開を冒頭から口に出し、自分にツッコミを入れながら最後まで辿り着く ‐テキストで最後まで物語を終わらせておくことの重要性を解説 ~テキストプロットができれば、ほぼ勝ちが見える~
08.ビジュアル的なアイディア出し 〜テキストプロットを絵に落とす〜‐まずは描きたいシーンから絵にしていく「ラフなイメージボード」の作成 ‐イメージボードを時系列順に並べるだけでプレ絵コンテが完成する ‐絵コンテが「アニメーション」にも「マンガ」にもなることを解説
09.「絵コンテ」の役割 〜最低限の映像文法〜‐アニメーションにおける絵コンテの役割を解説 ‐動画作品における最低限の映像文法の解説
10.【実践】例題作品の絵コンテ作成‐プレ絵コンテをアニメーションの絵コンテに並び替える ‐アニメーション用絵コンテを完成させる
11.デザインすべきもののリストアップ と「資料集め」‐登場キャラクターをリストアップ ‐作品内に登場する世界観を構成するもの、景観、建築物をリストアップ ‐登場する小物(プロップ)をリストアップ ‐「資料集め」の大切さ
12.「人体作画」これだけ! ~頭部作画のこれだけ覚えて!~‐「解剖学知識」と「素体知識」のちがい。まずは素体を! ‐これだけ知っていれば作品を作れる最低限の人体作画の知識ー頭部編 ‐頭部の比率、正面と側面
13.「人体作画」これだけ! ~全身作画のこれだけ覚えて!~‐これだけ知っていれば作品を作れる最低限の人体作画の知識ー全身編 ‐胴体の比率、胸骨と腰骨、肩、腕と脚
14.「人体作画」これだけ! ~人体作画Tips、超有用実践的なコツ~‐アニメ私塾直伝、人体作画のコツ ‐実践作業、仕事で役に立った厳選のコツを紹介
15.キャラクターデザイン‐シルエットからキャラクターをデザインする方法 ‐初心者にオススメする「パッチワーク」によるデザイン法 ‐あなたのこだわりがいずれ「あなたオリジナルのデザインライン」を作っていく ‐登場キャラクターのデザイン案出し、複数のアイディアから選ぶ
16.「コンセプトアート」を描いてみる‐初心者でも描ける「コンセプトアート」 ‐コンセプトアートとは? ‐「サムネイルスケッチ」でアイディア出し ‐コンセプトアートを描く際の最低限のルール ‐70%の知識と自信で描くコンセプトアート
17.世界観の造り方‐物語の地図をスケッチする ‐建築様式の決定、景観デザイン、世界観を創造する ‐プロップデザイン ‐敵モンスターのデザイン
18.レイアウトとは? 〜画面を設計する作業〜‐レイアウトと絵コンテとの違い、レイアウトの役割 ‐よくある間違い、消失点から書き始めるのはNG!「見せたいものの配置」が先! ‐レイアウトの基本と、かっこいいレイアウト、奇をてらったアートなレイアウトまで
19.広角・標準・望遠とは? ~画面を捉えるレンズを学ぶ~‐レイアウトに必要なカメラレンズの知識 ‐広角と望遠とは ‐標準レンズとは ‐広角の利点と活用法 ‐望遠の利点と活用法 ‐日常の中で「望遠」を体感する必殺技、こぶしと掌のひらを使った自分の視界の中の画角推測法
20.アニメ私塾室井康雄考案の「空間ビート」とは? ~パースの基本といまだ知る人の少ない超強力な空間作画技法~‐基本のパース知識、一点透視から三点透視までを簡単に解説 ‐消失点を使わない空間描画技法「空間ビート」(アニメ私塾室井康雄氏考案)を詳しく解説 ‐レイアウト作画における「空間ビート」の有効性を力説!
21.【実践】 例題作品 絵コンテからレイアウトへの清書‐実際に絵コンテをレイアウトに清書していきます ‐数ページを実演して、あとは全ページの完成版を裏で描いておいて出すような形?(詳細未定)
22.「ToonSquid」実践操作ガイド 直感的なビデオコンテ作成に向いている「ToonSquid」の使い方を解説
23.並べるだけ! ~「絵コンテ」からの「ビデオコンテ」作成法~‐前章で描いたものを並べるだけでビデオコンテが完成します ‐各カットのタイミングの調整
24.「アニメーション」の基本のキを解説‐いくら絵がうまくてもアニメのセオリーを知らない人がアニメを描くと、動きがガタガタしてしまう理由を教えます 逆に、最低限これだけ覚えれば、絵の描ける人ならアニメも描けると言うことを解説! ‐「軌道」と「タメツメ」の解説 ‐「歩き」「走り」「振り向き」の解説 ‐講師は経験が少なく苦手科目ですが、「髪のなびき」も解説 ‐colosoの他の講座に素晴らしいアニメーション講座がいくつもあることを力説
25.【実践】 クライマックスを「アニメーション」に!‐全てを完成させるのは講座のボリューム的に難しいので、クライマックスの数カットをアニメーションとして完成させます ‐全体の動きの下書き、アニメーションの設計図をまず描く ‐動きを大ラフで描く ‐素体を使った動きの清書 ‐髪の毛や揺れ物などのフォロースルー ‐線画の清書 ‐一番大変な色付け ‐背景も仕上げます ‐最後の仕上げ、撮影(コンポジット)で完成!
26.並べるだけ!…ではない? ~「絵コンテ」からの「マンガネーム」作成法~‐絵コンテからコミックを作成します(画像はレイアウトで清書したものを使用) ‐アニメーションとマンガの違いを解説 ‐アニメーションの「時間」がマンガの「空間」に対応する
27.「ページめくり」を意識せよ! ~漫画のコマ割りは「見開き」で考える~‐漫画のコマ割りのルールを解説 ‐見開き単位で考えて絵を配置する ‐ページめくりを意識する ‐コマ割り模写のすゝめ、巨匠の様々なコマ割りパターン
28.【実演】 レイアウトを切り貼りしてマンガを作成‐Section 5で作ったレイアウト素材を流用し、実際の見開き空間にコマとして配置していく実演を行います。 ‐アニメーションとの比較! ‐いくつかのネーム案を提示しそれぞれのメリットデメリットなどを解説、コマ割りは自由!
29.【応用・おまけ】 バンド・デシネ風作品への挑戦‐講師は日本のマンガが専門であるため、本講座の主旨に添って、今回は専門外であるバンドデシネ風のコミック版に挑戦します。 合言葉は「70%の自信で隣接領域に手を伸ばせ!」 ‐日本のマンガとフランスのバンドデシネの違いについて私見を語ります ‐冒頭とラストシーン、クライマックス数ページをペン入れ、色塗りまで実演してみます
30.アイディア出し、サムネイルスケッチ、カラーラフ‐キービジュアル(動画のサムネイル、漫画の表紙)をカラーイラストとして作成します ‐忙しい漫画家が時間のない中でっち上げるカラーイラストの描き方を解説 ‐出来上がった絵コンテから最適なキービジュアルを探るためのサムネイルスケッチ ‐「急がば回れ!」カラーラフの作成
31.作画と着彩の実作業‐ミスらないことが重要、テンプレート化した着彩方法 それでも研究は大切
32.仕上げでクオリティを底上げする‐時間がない中でもできる定番のクオリティアップの技をお見せします ‐最低限の手数でクオリティを上げるプロの「逃げ技」を解説
33.70%で終わらせた経験が、次の100%を作る!‐完走した受講者へのねぎらいの言葉
34.自分だけの物語を作ること 隣接領域への挑戦、スキルの掛け合わせ これからの時代の生存戦略として‐講座を振り返りまとめとします
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
- CLIP STUDIO PAINT EX
(複数ページをまとめる作業、アニメーション作業にEXが適しています)
[サブツール]
- ToonSquid2.0
※プログラムの注意事項必要に応じて作成
こんにちは、漫画家のDecoponMAGIです。20年以上にわたり漫画家・赤松健のチーフアシスタントとして過酷な週刊連載を支え続けてきました。シナリオから作画まで、全工程を個人で形にする総合力を現場の最前線で培ってきました。近年はアニメーション演出も研究しており、クリエイターとして活動しています。
この講座では、現場で培った技術と、毎週確実に原稿を仕上げてきた「作品を終わらせる思考」をお伝えします。「70%の出来でまずは最後まで終わらせろ」を合言葉に、映像演出など隣接領域への挑戦も交え、皆さんが自分だけの物語を完走するための確かな足がかりを届けます。
本講義を制作する上で、講師さまのみの強み、他の講義と違うポイント(差別ポイント)があれば、どういう部分ですか?
二十数年間、週刊連載の最前線で「毎週必ず作品を完成させる」チーフアシスタントとして経験を積んできました。漫画制作では、世界観設定から作画、カラーイラストまで全工程を俯瞰して形にできる総合力が求められます。私はさらにアニメーションなど隣接領域にも挑戦しています。スキルの掛け合わせで独自性を生むとされますが、私は確実に作品を完成させる「完走力」を重視しています。colosoでも珍しい、横断的な総合力をお伝えできる講座です。
該当の分野を勉強している方、この講座を受講しようか悩んでいる方は、どういう部分を一番難しいと思っているでしょうか?本講義を通じて、そのような部分をどういう風に解決できるでしょうか?
答えは、「物語をつくること」です。イラストは情報も多く、学びやすくなっていますが、物語を作り自分だけの作品を生み出すことはまだハードルが高いでしょう。しかし、「最も短い物語」から始めれば、誰でも物語を語ることができます。一段一段ハードルを下げ、段階的に取り組むことで、「物語作り」「作品作り」の壁を突破できます。
イラストを制作する際、どの部分に一番力を入れていますか?また、それを表現するスキルにはどのようなものがありますか?
私個人の趣味として、映画やアニメ作品のカッコいいレイアウトが好きで、構図やレイアウトに力を入れたいと常に考えています。それでも、私が憧れる今敏氏や新海誠氏、宮崎駿氏、漫画で言えば大友克洋氏のような巨匠には、まだまだ足元にも及びません。常に向上心を持ち、生涯修行の心構えで作品制作に臨んでいます。スキル面では、アニメ私塾で学んだ広角・望遠や空間ビートの知識が大いに役立っています。この知識は、多くの人に知ってもらいたいと思っています。
受講生に向けてメッセージをお願いいたします。
この講座では、シナリオからデザイン、レイアウト、動画、漫画に至るまで、多くの領域のスキルを紹介しています。しかし、どのスキルも、この講座だけで完全に会得できるものでは当然なく、掘り進めればどこまでも深く、広く伸びている知識と技術の鉱脈です。どのスキルも、一生をかけて追うに値する奥深さがあり、それにしっかり応えてくれる懐の深さを持っています。
【経歴】 ・現在、参議院議員 赤松健氏 私設秘書 ・赤松健スタジオ チーフアシスタント(28年間、週刊少年マガジン等の連載で作画、カラーイラスト作成を担当) ・アニメ私塾の室井康雄氏に2年間師事し、映像演出・アニメーション技術を習得。 【参加プロジェクト・実績】 ・『A.I.が止まらない!』『ラブひな』『魔法先制ネギま!』『UQ HOLDER!』(チーフアシスタントとして) ・『Fate/Grand Order(FGO)』ファンアートアニメーション
【経歴】 ・現在、参議院議員 赤松健氏 私設秘書 ・赤松健スタジオ チーフアシスタント(28年間、週刊少年マガジン等の連載で作画、カラーイラスト作成を担当) ・アニメ私塾の室井康雄氏に2年間師事し、映像演出・アニメーション技術を習得。 【参加プロジェクト・実績】 ・『A.I.が止まらない!』『ラブひな』『魔法先制ネギま!』『UQ HOLDER!』(チーフアシスタントとして) ・『Fate/Grand Order(FGO)』ファンアートアニメーション