個性的な線画で仕上げるモノクロ漫画の描き方入門
講座詳細

魅力的な線画の始まり、個性的な線の描き方の基礎
受講生からのリクエスト続出!絵の第一印象を左右する基本的な線の描き方を身に付けましょう。基本知識から線の使い分け、筆圧の調節まで、鮮明で完成度の高い線画の練習法を具体的に習得し、INHANならではの個性的な線画ノウハウを学びます。

物語の始まり!モヤモヤを解決するキャラ作り&ネーム作成
素材を目に見えるものにし、白紙を埋めていく第一段階!キャラクターを作り、セリフとナレーションを決め、状況に合ったシーンを考えましょう。ミニネーム、フキダシとオブジェクトの配置など、没入感を高める読みやすい漫画演出の秘訣を習得します。
一貫した作画に向けた自分の絵柄&デフォルメの探し方
カットごとに異なる絵柄で悩んでいるなら?記号化とデフォルメの理解を基に、漫画キャラクターの外見を設定するコツを掴み、好まれる印象を作ってみましょう。骨格の比率と頭部の構造を学び、どの角度からも崩れない安定した作画を確立します。

モノクロ漫画に深みを加えるベタ塗りとハッチング
モノクロ漫画の醍醐味、ベタ塗り&ハッチングの集中ガイド!トーン削りでクオリティと効果を高め、ベタ塗りで明暗を整えて立体感を表現しましょう。単にモノクロにするだけでなく、密度の高いハッチングとトーンを活用し、モノクロ漫画原稿ならではの独特な雰囲気と深みを表現しましょう。

余白を埋めて密度を高める背景の描き方ノウハウ
人物と背景が自然に馴染む、完成度の高い漫画原稿制作のコツ!図形を使ってパースを簡単に理解し、効率的な背景の埋め方を学びましょう。集中線とパターンを活用してオブジェクトに合った演出を加え、描き文字を描き込むことでページの密度を高めていきます。

スケッチから印刷まで、オリジナル漫画原稿の完成
一枚絵を超えて、複数ページの漫画原稿の制作プロセスを体験しましょう。スケッチから線画、ベタ塗り、背景、写植まで。自分の物語を可視化して自信を持ってアップロードしたり、ポートフォリオに使える原稿として完成させることで、創作の楽しさを感じてみましょう。
※下記の画像は講座に対する理解を深めるためのイメージです。
※講座動画の公開時期や、カリキュラムのイメージ・内容などは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
01. モノクロ漫画の基本知識と構成要素- 講座目標と学習法の提案 - 漫画の見方 - 漫画の構成要素について - デジタル漫画出版作業の理解 - 原稿用紙の事前設定と漫画を描く範囲の把握
02. シーンから構想する理由- 知っておきたい短編漫画の流れ - 場面型のシーン構想の必要性 - 場面型のシーン構想のコツ:シーン、人物、変化点
03. キャラクター作り- 好みの要素を集めて具体化する(欲望/きっかけと行動/外見との関連性) - キャラクター性を強調するコツ(テンション、姿勢、話し方/服装) - キャラクターのストーリーテリング
04. モノクロのポイント、線の理解&線の練習- 思いのままに線を使うための線の基本知識と例の分析 - 自分に合ったブラシ設定 - 線の描き方の練習・テクニック (基本知識+基礎実習) - 自分が描く線の目的を把握する - ディテールの使い分け方
05. 線の特徴を活かした人物の線画の描き方- 変曲点を考慮した線画の描き方 - 目標を設定し、人物に線画を取り入れる - 形を損なわない重なり線の応用
06. 漫画に特化した人物表現の理解- 記号化を理解する - デフォルメはスペクトルだ - 骨格の比率を考えて、個性を加える
07. キャラクターの魅力的なデフォルメ- 頭部のドローイング - 顔のパーツを図形化してキャラクターの印象を描き分けるコツ - 好まれるデフォルメで気を付けるべき要素
08. 作画スタイルを把握する- ベタとトーンの配置によるスタイルの違いを知る - グレースケール中心 / モノクロ二階調 / ハッチング活用
09. 目的に合ったトーン貼り- トーンの3つの貼り方 - トーン設定時の注意点 - 目的に合ったトーン削り (クオリティ/余韻/エフェクト) - 対象の重要度に応じたトーンの活用
10. ベタ塗りとハッチングの表現- ベタの明度の基準を設定する - 描き込み段階別のベタの塗り方 - ハッチングの種類 - カットの描き込み度合い
11. お手軽な背景の描き方ノウハウ- 図形でパースを理解する - 背景の簡単な描き方 (床、天井、壁) - オブジェクトの状態に合わせて演出する (集中線、パターンなど) - 描き文字の形とベタの比率 (円形の集中線、アクション、ベタの比率)
12. セリフとナレーションを活用した日常シーンの文字ネーム- 漫画の目標に応じたナレーションとセリフの割り合いの設定 - 口語体の理解&文字表現を活用する - シーン別の文字ネームの作成:日常的なエピソードを考える - キャラクター作りを基に文字ネームの一シーンを描く
13. 読みやすいコマ割りと形を理解する- 発信するメディアに応じたコマのサイズと数 - 2ページ以上の漫画を描く際の段の設定 - 漫画のルール、まずは見せて結論は後で伝える - 枠線有り・無しのコマのバランスの取り方と使い分けを学ぶ
14. セリフの強調による感情が伝わるミニネームの作成- ナレーションとセリフの効果的な配置 - 読みやすさを考慮した文字表現(フキダシ、描き文字)の配置 - セリフとシーンを結び付けてコマを埋める
15. 初心者向け!ネームで失敗した時のセルフフィードバック- 頭部だけの漫画も読みやすく演出する - コマの間隔をなくしたり広く取る - 自分の漫画を客観視する - 作画に入る前に文字入れを行う
16. 効率的なスケッチ- スケッチレイヤーを活用する - スケッチ方法の種類 - 作画崩壊を防ぎ、線画作業後もクオリティを保つ - スケッチを描く
17. 調和のとれた漫画原稿の線画作業- 漫画原稿のスケッチの上に線画を描く
18. 目的に合ったトーン貼り&根拠のあるベタ塗りとハッチング- 漫画原稿にトーンを貼る - 漫画原稿にベタを塗る - 雰囲気を損なわないベタの配置
19. シーンの緊迫感に合わせて背景を描く- 漫画原稿に背景を描く
20. 自分の漫画を公開する- 書き出し設定のカスタマイズ - WEBへのアップロード時の解像度の調整 - 自分の漫画を印刷する
21. 緊張感を生み出すコマ割りと構図演出- 安定した構図 vs. 不安定な構図の活用 - 連続したコマの構図設定によるリズム感の出し方 - 重要なシーン/重みのあるシーンの注意点 - 余韻のあるシーンの応用
22. 感情を盛り上げる線画の描き方- 不安定な形を演出する線画の描き方
23. シーンに深みを加えるモノクロ表現- 深刻な雰囲気を壊さないトーン貼りとベタの配置 - テクスチャによる雰囲気の出し方
24. 創作活動を続ける- 非専攻者向けのモノクロ漫画制作ルーティンのおすすめ - 楽しみながら漫画を描くには - アイデアの引き出し方
使用プログラムについてご案内します。
当講座は、以下のツールを使用します。
[メインツール]
- CLIP STUDIO EX (Ver. 1.13.2)
※円滑な受講のため、記載されたバージョン以上のご使用を推奨します。
こんにちは、漫画家のINHANです。モノクロの出版漫画とキャラクターイラスト制作など、着実に活動を続けています。様々なクリエイティブ分野に魅力を感じ、常に新しい分野に興味を持っていますが、出版漫画こそが私にとって最も大切な表現手段だと考えています。
今回の講座では、2020年から様々な方々にドローイングを個人指導してきた経験を基に、多くの方が悩む基本スキルと個性、実行力、創作の楽しさに焦点を当てたいと思います。漠然と漫画を始めてみたいと思っていた方々に漫画の描き方をお伝えし、単発的ではなく持続可能な創作のお役に立てれば幸いです。
普段の制作において、ご自身の強みは何だと考えていますか?
楽しみながら描くという点です。そのおかげで自然に大量のドローイングをこなすようになり、基本スキルと線を上手く活用している点を多くの方々から評価されています。また、好まれる印象を与えながらも個性を追求する私なりの方法で常に描いています。単に知識を暗記して活用するのではなく、様々な要素に分解して自分のものにする学習方法を基に、意図したとおりに個性を表現したいと考えています。
今回のカリキュラムには、その強みがどのように反映されているでしょうか?
絵や漫画を楽しむことは、生まれつきの才能を持つ人だけのものではありません。既に好きだった作品も、知れば知るほど、よりはっきりとした魅力が感じられることもあります。漫画を構想する各段階には、線画、ベタ、配置、キャラクター作りなど、楽しめる要素がたくさんあります。今回の講座では理論と実践を適切に組み合わせてお伝えし、各要素の理解度を高めていきます。その過程で、受講生の皆さんが絵を考える力も同時に養えるよう構成しました。
今回の講座の企画意図と講座ならではのポイントは何ですか?
私たちが普段気軽に読んでいる漫画は、想像以上の手間を必要とします。そのため、漫画制作が初めての方にはハードルが高く感じられるでしょう。特にインプットが多くなると漫画を描いてみたくなりますが、描いたものが自分の期待に応えられず粗末に感じられ、作業工程を進める中で自分自身を恥ずかしく思うこともあると分かっています。
今回の講座は、漠然と漫画に憧れを抱いていた方々のために、「興味を失わず」に制作を始める方法に焦点を当てました。私自身も「もっと早く知りたかったこと」を中心に構成し、最小限のページ数でシーンを完成させることを目指しています。各カリキュラムに合わせた実習例題を進めることで、迷わずに伝えたい物語を漫画として表現してみましょう。
最後に、受講生と後輩のクリエイターにメッセージをお願いします。
やりたい気持ちはあるけれど、活用できる時間が足りなかったり、コミュニケーションへの不安からオンライン講座を受講する方が多くいらっしゃいます。コンテンツが溢れるこの時代に、そうしてでも「自分の作品」を作りたいという想いこそ、本当に大切だと思います。単なる思いつきに留まらず、皆さんならではの創作を実践できるよう、いつも応援しています。